秋のお彼岸がもうすぐですね。お彼岸と言えば、もちろん御墓参りですが、それと同じくらい大切なのがおはぎですね。ここでは簡単なおはぎの作り方レシピをご紹介します。
お彼岸の豆知識
本題に入る前に、まずお彼岸について少し整理してみました。お彼岸とはどのような行事なのでしょうか。
お彼岸とは?
お彼岸は一年に春と秋の2回あります。ともに春分の日・秋分の日を中心にしてその前後3日間がお彼岸となりますので、一年で合計14日となります。2016年の秋分の日は9月22日ですので、お彼岸は9月19日から25日までとなります。
お彼岸の時にはご先祖様に感謝してお参りをするのが一般的な習わしで、その供物としておはぎを作りお供えします。
おはぎとぼたもち
この餡に包まれたお菓子は「おはぎ」とも「ぼたもち」とも呼ばれますが、この二つは実は同じものなんです。春のお彼岸の時は春の花である牡丹から由来した「ぼたもち」、秋の彼岸の時には萩の花から「おはぎ」と呼ばれています。日本人らしい風流な呼び名ですね。
おはぎの作り方
ではここから本題に入りましょう。ご紹介するのは簡単なおはぎのレシピです。ここではいつも使っている炊飯器を使ってみましょう。
1.もち米を蒸す
一般的にはもち米を蒸し器で蒸していましたが、作るのも後片付けも面倒なので、炊飯器を使ってみましょう。
まず、もち米7、うるち米(白米)3の割合にして、普通にお米を研ぎます。手早くといだ後に水を入れ、30分から1時間浸けておきます。この際の水加減は、普段お米を炊く場合より少なめにしてください。あとはいつもと同じようにスイッチを入れ炊いてください。
炊き上がったら塩を少し振って混ぜ、すりこぎでお好きな具合にお米をつぶして下さい。その後、手を濡らしてお好みの大きさに丸め、お餅を作ります。お餅はあまり大きくしますと、包む時に大変ですので、小さめにしてみてください。
2.あんこを作る
出典:welq.jp
あんこは普通に作るとちょっと時間がかかるので、圧力鍋で作りましょう。小豆はよく洗い水から湯がきます。沸騰した後2?3分したら取り出して水を切ります。その後圧力鍋にこの小豆と水を一緒に入れ、すのこをかぶせて加圧して13分、放置した後にすのこを取り出して砂糖を入れ再度煮詰めて10分程度で完成です。
3.合体させて完成
出典:k-nagomi.or.jp
水に濡らしたさらし布かラップにあんこを広げて、その上に丸めた餅を乗せて包めば出来上がりです。
おはぎ作りで困ること
出典:healthil.jp
すぐ固くなってしまう
もち米だけでなくうるち米も入れる、というのも固くならないための方法の一つなのですが、その他にお砂糖を使う方法があります。もち米が炊き上がった時に少しお砂糖を入れてみるか、またはもち米を丸める時の手水にお砂糖を少し入れてみましょう。
長持ちさせたい
出典:misaobasan.blog.jp
日持ちさせるために冷蔵庫に入れてしまうと固くなってせっかくのおはぎが台無しになってしまいます。通常は風通しの良い涼しいところに置いておきましょう。
もし長期保存したい場合は、一個ずつラップで包んで冷凍しましょう。自然解凍すれば、作りたてと同じ味が楽しめますよ。
太っちゃう?
西洋のスィーツに比べるとカロリーはそれほど高くはないのですが、どうしても気になる方は、餡を作るときに入れる白砂糖を黒砂糖に変えてみましょう。黒砂糖は白砂糖に比べカロリーが低いだけでなく、糖分の吸収を妨げ、また体を温める効果もありますので、ダイエットには向いています。また、黒砂糖には、カルシウム、カリウム、鉄分なども含まれていて、体に良い糖分ですので、是非試してみましょう。
おわりに
如何でしたでしょうか。今年は是非手作りおはぎで楽しいお彼岸を過ごしましょう♪