下腹部に痛みを感じた時、まずは生理を疑いますよね。でも生理の予定日より大幅にずれていたり、その痛みの場所が何となく生理の時と違うような場所だと急に心配になります。
ですが、症状があらわれた時には病気の進行が進んでいる場合があるのです。
卵巣嚢腫もその一つで、初期症状では気付くことは少ないと思います。では卵巣嚢腫とはどういうものか、どういう症状で卵巣嚢腫とわかるのか調べていきましょう。
卵巣嚢腫について
出典:onlinehealth.wiki
卵巣嚢腫とは、卵巣の中に液状の内容物が溜まり通常よりも大きくなっている状態の嚢胞性腫瘍の事です。
卵巣腫瘍には幾つかの種類があり、その多くは良性です。しかし確率は低いものの、悪性の腫瘍の場合も考えられるので、検査を行ったうえでの正確な診断が必要です。
多くは良性の卵巣嚢腫と言いましたが、良性と診断されても稀に悪性に転換する場合があります。そのため、摘出手術を行うケースが多いことも事実です。
卵巣嚢腫の症状は?
腫瘍が小さい初期の段階では、自覚症状はほとんどないでしょう。腫瘍がある程度の大きさになってから症状が出ることが多く、圧迫による下腹部の膨満感、おなかが大きくなったように感じる、腰痛、頻尿などの症状が表れます。
症状がないため見過ごされることが多く、妊娠時の健診や婦人科系の検診時に見つかることがあります。
私は妊婦健診の際に見つかったことがあります
実は妊婦健診を受けた時、卵巣嚢腫がみつかったことが過去にあります。通常2cmほどの卵巣ですが、その時は5cmの大きさになっていました。大きくなると、10cmほどになると言います。
主治医に、「一時的なもので自然に小さくなる」と説明されましたが、その通りでした。私の場合、妊娠によるホルモンの影響で大きくなっていたようです。
卵巣嚢腫に痛みはある?
出典:cache.lovethispic.com
先ほど記したとおり、初期段階ではほとんど症状はないでしょう。腫瘍がある程度大きくなると痛みは出てきます。また腫瘍が破裂する場合があり、その時は激痛で緊急手術を要されます。
痛みの場所はココ!
痛みの場所は、骨盤を触ってとがっているところ(いわゆる"ゴリゴリ")とおへそを直線でつなげて骨盤に近いところです。右の卵巣が腫れているときは右側になります。痛みかたは、チクチクと感じたり、圧迫されているような痛みを感じます。
茎捻転のリスクも…
痛みで気にかけてほしいことは、大きくなった卵巣を通常の位置で支え切れずに捻じれてしまう茎捻転というものがあります。これもまた経験をしていまして、息もできないほどの激痛に襲われます。
一度目に通った病院では手術を言い渡されましたが、まだ若かった私は嫌で、手術当日に別の病院で診てもらい、外側からの施術で(手術をせずに)治してもらいました。
おわりに
どんな病気も早期に発見できれば治療も早く始められ、症状も軽く完治も望まれるでしょう。悪性のものは少ないとはいえ、卵巣嚢腫も早期発見に越したことはありません。