左胸に痛み!原因はストレス?チクチクやズキズキ息苦しい等原因まとめ

男性に比べて、女性は「痛み」に強いことが多いと思いませんか。

とは言うものの、どこかにぶつけた!とか、ころんだ!なんて明らかな要因がないのに体に痛みが出るのって、ちょっと心配になりますよね。

特に左胸に痛みがあると、大切な臓器である心臓に異変がある?なんて不安になってしまうことも。

今回は、左胸にチクチク、あるいはズキズキした痛みを感じる、または息苦しさを感じることがあるときの、原因や可能性のある病気との関連を調べてみました。

左胸の痛みの原因は?


出典:doctorbeau.com

左胸に痛みや違和感を覚えると、その奥にある臓器、つまり生きている証となる心臓に何か異常があるのでは?と不安になってしまう人も多いようです。

元々心臓に持病を持っている、遺伝的に心臓病になる可能性がある、などと明確な原因がわかれば、普段から意識しているので、左胸の違和感にも冷静に対処ができるでしょう。

左胸の痛みと言っても、チクチクしたなんとなく感じる程度のものから、ズキズキとした明らかなる痛みや息苦しいなと思うなど、病気によっては感じ方も変わってくるのです。

ただ、原因として考えられるものをいくつか挙げておきます。

悪い姿勢

これは、疾患は関係なく、長時間悪い姿勢で過ごすことにより、内臓が圧迫されてしまって感じることがあります。ですから、体制によっては、左胸だけに特定されないこともあります。

自律神経からの影響

女性の場合、特にホルモンのバランスが影響することがあり、自律神経が乱れてしまうと、左胸にも違和感が出やすいと言われています。ストレスや生活環境の乱れも自律神経には悪影響があります。

加齢によるもの

加齢は、誰にでも起こることですが、年を重ねるごとに、臓器も機能も低下してきます。それに伴って、左胸の違和感が出ることもありえます。

遺伝的なもの

心臓に先天的な病気があるようなら、左胸の痛みを感じることはあります。

高血圧や動脈硬化

高血圧や動脈硬化などを患っていると、血液を送り込むポンプに異常が出たり、血管自体がもろくなったりして、血管が詰まりやすくなることがあります。その影響で心臓に近い部分に痛みが出ることがあります。

左胸が痛むとき考えられる病気は?


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左胸に痛みが出た時、まず、一番近い心臓の病気を疑うことが多いでしょう。ただ、心臓に何も問題ないという時でも、チクチクしたりズキズキしたりすることもあります。

心筋梗塞や狭心症

心筋梗塞や狭心症といった心臓の疾患であれば、ギューッとした締め付けられる痛みや息苦しさを感じることが15分から30分ほど続きます。

肺や膵臓、胃

心臓以外の臓器では、肺や膵臓、胃なども左位置にあるので、何らかしらの影響を与えている場合もあります。

急性膵炎

急性膵炎の場合、心臓に近い臓器になるので、キリキリとした痛みが、心臓からくるものと思われがちですが、同時に背中や腹部にまで痛みが広がっていきます。

肋間神経痛

肋間神経痛の場合、普段からの姿勢の悪さが大いに関係してくるので、左胸よりは肋間に沿って、時々圧迫による痛みが出ることも。

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心臓神経症

心臓神経症の場合、心臓という名称がつけられているものの、心臓自体に問題があるわけではなく、ストレスによって、動悸や息切れとともにズキズキしたりチクチクしたりといった痛みを伴います。

乳がんや乳腺症、乳腺炎

それ以外では、女性特有ですが、乳がんや乳腺症、乳腺炎といった病気でも、患っているのが左側であれば、左胸に痛みや違和感が出てきます。

また、意外なようですが、食道炎や胃潰瘍を患っているときも、胸の痛みが症状として現れることもあり得ます。

左胸が痛むとき何科に受診する?

左胸に外的要因で見えるような痛みの原因がない限りは、まず、循環器か心臓の専門がある科に受診しましょう。

普段からかかりつけの内科医があれば、まず、そちらで検査をしてもらい、心疾患が疑われるときは、専門医に紹介してもらってもいいですね。

左胸の痛みが、心臓疾患から来ているものでないということがわかり、肋間神経痛が疑われれば神経科に、心臓神経症が疑われれば心療内科か精神神経科を受診します。

受診する際も、どのような痛みが、いつごろから、どれくらい続くのか、どのような時に痛みが出てくるか、持病があるのかないのか、といった医師の問診に、しっかり対応できるようにしておきましょう。

痛みの感じ方は、当然人それぞれですが、漠然とした内容では、きちんとした診断もつけにくくなるので、痛みと向き合う時は、客観的にみられるようにした方が、原因もはやく見つかり、適切な治療法に取り組むことができます。

左胸が痛むときやめるべき行動は?


出典:fijione.tv

左胸に痛みがあると、心臓に何か影響が…と考えると、余計に動悸がしたり、締め付けられるような息苦しさに見舞われたりして、不安が増長してしまいがちです。

まずは、心臓に負担をかけがちな、アルコールやたばこの摂取は控えて、生活スタイルの見直しも意識しておきましょう。

ストレスフリーを心掛け、自分なりにリラックスできるものを普段から見つけておくことも大切です。

ただ、原因不明な痛みが出てしまうということは、ストレスの大きな原因になりますから、左胸に痛みなどを感じたら、自己判断せずに、早めに医療機関に受診するようにしたほうがいいでしょう。

予防策はある?

心機能の低下は加齢とともに誰にでも見られることですが、少しでも食い止めるための生活習慣もあります。

日常生活の中で、気を付けるべきは、食生活とライフスタイルです。

  • バランスの取れた食事と減塩を心掛け、外食やインスタント食品を減らす
  • 激しい運動ではなく、ウォーキングなど定期的にできるものを日常化する
  • 禁煙することで、心疾患のリスクはぐんと低くなる
  • ストレスフリーを目指すは難しい現代なので、ストレス解消法を見つける

おわりに

どんな病気になろうとも、やはり、痛みがあるとないのとでは、精神的にも全く違うと感じます。

数年前に、私も大病して手術を受けました。それまで「痛み」をほとんど感じずに過ごしていたので、「告知」はショックでしたが、「痛み」による不安などはなかったので、前向きに治療に専念できました。

痛みで余計な不安を、自身であおることのないように、普段から、自分の体と向き合って、定期的に健康診断を受けるようにするとよいですね。