ちょっと使うのに便利な暖房器具と言えば、電気ストーブです。灯油やガスのストーブはもちろん暖かいですが、手軽さでは電気ストーブに適いませんよね。
今回はそんな電気ストーブの電気代や計算方法についてまとめてみました。
手軽だけど、コスパはどうなの?っていう人にもわかりやすく、600wストーブの電気代がいくらくらいかかるのか、計算の仕方や、電気ストーブの種類などを解説したいと思います。
暖房器具は何を選ぶ?
夏はエアコンかクーラー、プラスしても扇風機が、快適家電になるのかなと思います。
それに比べて、暖房器具って、種類が豊富ですよね。
エアコン、石油ストーブ、石油ファンヒーター、こたつ、電気毛布、電気カーペット、そして今回の主役である電気ストーブ、私たちの暖かな生活への追求は、たくさんの商品を生み出しています。
600w電気ストーブというと、手軽に購入できて、室内でも移動が楽ちんなイメージなので、どちらかというと、パーソナルスペースで使用するイメージがありませんか?
だからこそ、その手軽さとパーソナル感で、最近は種類も豊富になってきています。
進化している600w電気ストーブ!
600w電気ストーブは、購入すれば、取り付け工事や暖めるための燃料など必要としないので、コンセントさえあればすぐに使えるのが、一番の魅力です。
以前、電気ストーブといえば、ニクロム線のものが主流でしたが、最近は様々なタイプが出現しています。
ハロゲンヒーター
今は縦長型や角型などもありますが、最初は扇風機型のものが主流でした。ハロゲンランプから放射される熱は、まるで陽だまりにいるようなポカポカとした温かさです。
カーボンヒーター
電極に使用される炭素棒に電気を流し、遠赤外線の放射熱で体を温めます。ハロゲンヒーターよりも省エネといわれており、今や人気の商品です。
シーズヒーター
ニクロム線主流の初期の電気ストーブの流れをくんではいるものの、耐久性を大幅にアップしているので、破損の危険性がぐんと低くなっています。
グラファイトヒーター
カーボンヒーターをより進化させたもので、スイッチオンで、すぐに暖かさが伝わり、じんわり加減もすぐに実感できます。
オイルヒーター
オイルヒーターと言っても、オイルを燃料としているわけではなく、電気で温めたオイルを循環させて、部屋の空気を温めるタイプです。火を使わないため、空気を汚すこともなく、安全性を重視する方にはお勧めです。
600w電気ストーブの電気代はいくら?
上記のように、電気ストーブには様々な種類がありますが、電気代はいくらくらいなのでしょうか?
実は、電気ストーブは、エアコンや石油ストーブのように部屋全体を暖めるには不向きな商品です。
スイッチ一つですぐに暖をとれるという点からも、1日中つけっぱなしにすると、かなりのコスパ悪になりかねません。
そこで、今回は、600w電気ストーブを使用した場合の電気代がいくらくらいなのか、計算方法と一緒に調べてみました。
電気ストーブの電気代計算方法
電気代の計算方法は、以下の式で求められます。
電力会社によって、多少の差はありますが、電気料金の単価1kw/h=
19.43円なので、
という感じで、600wの電気ストーブを1時間つけておいた場合、およそ11.6円かかる計算になります。
つまり、1日で6時間使用した場合、69.9円になるわけですね。
これが、1000w(1kw)で使用すれば、
と少し高くなりますし、
500wで使用していれば、
という感じで若干安くなるということですね。
ハロゲンヒーターとカーボンヒーターでは、商品によって、設定されているワット数が異なってきます。そのあたりでも、1か月の電気代は変動してきます。
電気ストーブの節約方法
電気ストーブは、ワット数での切り替えしかないので、省エネタイプという商品は存在しません。
エアコンであれば、新しければ省エネ機能がついているので、コスパも良いでしょう。古いエアコンを使っていると、あまり暖かくならない上に、電気代も高くついてしまうということもあります。
その点、電気ストーブは省エネ機能が付いていない分、たとえ年式が古くても、そのワット数から電気代がいくらなのか計算しやすいですよね。
電気ストーブは、使った分だけ電気代がかかるものなので、その点は、意識しておくとよいですよね。
また、石油ストーブやエアコンのように、部屋全体を暖めるという目的ではないことも、忘れないでください。
では、どういう時に使うのが良いのか?というと、やはり、すぐに温まりたいとき、冬の朝のドタバタとした準備の時や、洗面台での支度の時など、足元を暖めるという機能は、やはり一番だと思います。
入浴の前の脱衣所などでも、温度差を感じないようにするには、移動が簡単で
比較的安全な電気ストーブを、短時間使用することをお勧めします。
こまめにスイッチオフすることで、力を十分に発揮してくれるはずです。
電気ストーブは、広い空間や部屋全体を暖める目的で作られているわけではありません。狭い空間を効率よく暖めることを目的に使うようにしましょう。
また、今は電力会社も自由に選べる時代です。電気ストーブをメインで考えるなら、電気料金のお得なプランをじっくり検討するのもアリですよね
電気代だけに着目したら、電気ストーブは使用した分かかるので、商品自体は安くても、高い買い物になってしまうと思われがちですが、消費電力を把握して、我が家に最適な1台を見つけられるようにしましょう。
おわりに
というわけで、600wの電気ストーブの電気代がいくらくらいするのか、計算方法と一緒にご紹介しました。
私が小さい頃は、我が家は石油ストーブが主流で、ポンプで灯油を入れるのが、ちょっと苦手でした。でも、石油ストーブの上で、晩御飯のおかずがコトコトしている光景は、今、思い出しても、ほっこりします。
最近はほとんど、エアコンで夏も冬もまかなっていますが、炊事場や脱衣場、洗面台のところなどでは、電気代が多少高くなってもすぐに暖められる600wの電気ストーブが大活躍しています。
足元が暖かくなるだけで、体全体の温まりかたも早く感じます。とにかく、すぐに温めてくれるという点では、かなり優秀な暖房器具ですよね。
種類も豊富になっているので、ちょっとしたスペースにはやはり便利だと思います。暖房器具も、電気代や用途によって使い分けをしっかりして、快適なウインターライフを過ごしたいですね!