朝、鏡を見たら、白目のあたりがぶよぶよになっていた!という経験をした人は意外と多いですよね。
今回は、白目がぶよぶよする原因や対処法を調べてみました。コンタクトレンズを付けている人は、充血も気になりますよね?そのあたりも、まとめてみます。
白目がぶよぶよする正体は?
目の病気は、色々ありますが、見た目の症状として現れるのが、充血と白目がぶよぶよして見える状態ですよね。
充血は結膜炎や、目に異物が入り、過剰にこすってしまったりして、傷ついてしまった状態です。
眼球の白目の部分が、ぶよぶよしてしまう状態は、2つの病気が考えられます。
それが結膜浮腫と結膜嚢腫です。
結膜浮腫とは?
白目の全体、つまり黒目以外の白い部分がぶよぶよしていたら、結膜浮腫の可能性があります。
白目の一番上の層には、結膜という透明な膜があり、白目とその結膜の間に組織液が漏れた状態です。
結膜嚢腫とは?
白目の一部分にぶよぶよした状態が現われたら、結膜嚢腫の可能性になります。結膜浮腫の場合は、白目と結膜のあいだに液が溜まる状態ですが、結膜嚢腫の場合は、白目に水ぶくれのような袋状のものができるため、一部がぶよぶよになります。
白目がぶよぶよする原因は?
白目がぶよぶよしてしまうのは、結膜浮腫と結膜嚢腫が主な病状ですが、それらを誘発してしまう原因はどこにあるのでしょうか?
まず、白目ぶよぶよの一番の原因は、アレルギー性の結膜炎であることが多いようです。
これらは、花粉の季節に起こりがちですよね。花粉症の症状がある人は、くしゃみや鼻水、花づまりと同時に、目がかゆくなる症状を訴える人がほとんどです。
それがアレルギー性の結膜炎になると、痛みやひりひり感もありますが、激しいかゆみを引き起こします。掻いてはだめとわかっていても、ついつい、目をこすってしまいますよね。
その時に、どうしても目の表面の結膜は傷つきやすくなり、白目ぶよぶよの要因になってしまいます。
花粉の季節が過ぎたとしても、アレルギー性の結膜炎になる要因はあります。
例えば、ハウスダストやほこり、カビ、ダニといった諸々の要因が挙げられます。
もう一つは、コンタクトレンズを使用している人です。
もちろん、コンタクトレンズユーザーが全て白目がぶよぶよになるリスクがあるかというと、そんなことはありません。
きちんとメンテナンスをしていれば、起こりにくいのも確かです。
ただ、コンタクトレンズは、使用時間をきちんと守らないと、目の表面を傷つけやすいということと、裸眼よりはドライアイを引き起こす確率が高くなってしまいます。
コンタクトレンズを装着していて、白目がぶよぶよしてきたら、やはり状態が治まるまでは控えた方がいいと思います。
白目がぶよぶよするときの対処法
出典:www.dry-eye.jp
結膜浮腫の場合の対処法
白目と結膜の間に組織液が漏れている状態なので、基本的には自然治癒が一番です。
ぶよぶよした白目を見つけても、どうなっているの?と無理にこすったりせず、コンタクトレンズをしていれば、いったん外し、目を冷やしたり、目薬を差したりすることで、症状が治まってきます。
腫れを放っておくと、中には目を閉じることができないくらい、腫れてしまうこともあるようですが、そうなる前に、濡れタオルや冷やしたタオルなどで、目を冷やすと効果があります。
目薬は結膜炎に効果のあるものを使用しましょう。
結膜嚢腫の場合の対処法
結膜嚢腫は、一部に袋状のものが発生してしまうので、目を動かすときに違和感があるという人も多いです。
結膜浮腫と同じように、自然治癒や目薬を用いることが一般的ですが、袋状のものを切開して、中の液を出すことで治りも早くなるようです。
何度もできてしまうようなこともあるので、一度眼科で相談してみるといいですね。嚢腫といっても、良性の腫瘍と考えて大丈夫ですので、眼科でも切開まではしないことが多いようです。
ただし、不快な症状が何日も続いてしまうようなら、眼科を受診して症状にあった目薬を出してもらった方がいいでしょう。
白目ぶよぶよ状態にしないための予防法は?
白目がぶよぶよしてきたら、冷やしたり目薬で対応したりするのが一番で、その症状が繰り返されるようであれば、眼科を受診するのもいいでしょう。
ただし、普段からそのような症状を出さないようにすることも大切です。
白目がぶよぶよしてしまう大きな原因は、アレルギー性の結膜炎ですよね。
結膜炎にならないようにするには、
- 目をこすったりしない
- コンタクトレンズの使用方法をしっかり守る
- 点眼薬でドライアイを防ぐ
ということが大切です。
コンタクトレンズは、ハードタイプはやや傷がつきやすいですが、ソフトタイプは逆に異物が入っても、気が付きにくいので、眼球に傷つくことに気づくのが遅くなります。
いずれのタイプもメンテナンスがとても大切で、汚れたままのレンズを使用していると、途端に結膜炎を誘発してしまいます。
コストパフォーマンスはあまり良いとは言えませんが、1DAYタイプであれば、メンテナンスはあまり必要ありませんから、リスクは低くなると言えます。
また、コンタクトレンズをしていない人は、部屋の中にアレルゲン物質を増やさないように、清潔な状態を保ったり、外出時はマスクや眼鏡などを使ったりして、対策をとるようにしてみましょう。
おわりに
私もコンタクトユーザーなので、目の病気は一応気にしています。
眼鏡だけを使用していた頃に比べるとコンタクトは快適ですが、直接眼球に異物をつけるわけですから、やはりメンテナンスはしっかりしなくてはいけません。
ちゃんとやっているつもりでも、日々の忙しさに、『今日は疲れちゃったから、適当でいいか…』という時も正直ありました。
でも、やはり、さぼればそれだけリスクは高くなるのは当たり前で、自分の白目ぶよぶよを見た時は、失明しちゃうのでは!なんて、本当に驚いたのを覚えています。
今回ご紹介したように、対策法はしっかりありますので、早めに対策することで、白目ぶよぶよ状態も比較的早めに治ります。
でも、やはりそのような状態にならないように、日ごろからしっかりケアしていきましょうね。