妊娠を心待ちにしている女性にとって、受精卵の着床が成功するかどうかは、たいへん気がかりなところですよね。着床する確率は20%程度だと言われていますが、年齢や健康状態、さらには不安定な精神状態などによっても確率は低くなってしまいます。
着床時期に、どのように過ごせばよいのかがわかっていれば、それだけでも安心ですよね♪
そこで、ここでは着床時期の体におきる症状や、過ごし方、また妊娠状態によって変化するおりものについて、ご紹介したいと思います。
着床時期って?
着床とは?
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妊娠3週目を着床期といいます。
受精卵は、細胞分裂をしつつ卵管を移動し、だいたい3日ほどで子宮まで到達します。7日ほどで子宮内の表面に絨毛と呼ばれる組織ができあがると、受精卵は子宮に根を張り、胎児のために、母親の血液から酸素や栄養をとることができるようになります。
これを着床といって、だいたい生理開始予定日の数日から1週間前くらいの時期になります。
着床時期の症状は?
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1.妊娠超初期症状
着床時期に、以下のような妊娠超初期症状が出る人もいます。PMS(月経前症候群)で出る症状と同じなので、これらの症状だけで着床したと判断することはできませんが、ひとつの目安としてください。
- 眠気
- 風邪に似た症状(熱っぽさや体のだるさなど)
- 生理痛に似た下腹部の痛み
- 胸の張りや痛み
- 吐き気や胸焼け
- 精神的に不安定
- ニオイに敏感
2. 基礎体温の上昇
着床すると、ホルモンの影響で基礎体温が上がったまま下がらない高温期が3週間以上続きます。下がるのは、胎盤ができてくる妊娠13週目ごろになります。
ただ、基礎体温がガタガタの人や、他の原因(風邪や飲酒など)で高い場合も考えられるので、普段から自分の体調と基礎体温をしっかりと記録しておくといいですね。
3. 着床出血
受精卵が着床する時に、子宮内膜を傷つけて出血する場合があります。ただ、この症状が出るのが妊婦さんの中でもわずか2%程度なので、ほとんどの人には起きない症状です。生理予定日に重なるため、見分けにくいですが、少量で基礎体温が高温期のままなら、着床出血といえるでしょう。
着床時期の過ごし方。どんな事に注意すればいい?
やってはいけないこと
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・激しい運動
着床の成否は、そのほとんどが染色体異常によるものがほとんどなので、直接は関係ないかもしれませんが、念のため、激しい運動は避けて、軽い運動(ウォーキングなど)をするようにしましょう。
・体を冷やす
体を冷やしてしまうと、血行が悪くなり、結果として着床しにくくなってしまうので、できるだけ体を冷やさないようにしましょう。飲酒も体を冷やしてしまうので、妊娠の可能性がある場合には避けましょう。
・ストレスをためる
ストレスがたまると、妊娠しにくくなるという説もあるようです。体調にも大きな影響がありますので、できるだけストレスをためないようにしましょう。
・タバコを吸う
妊娠する確率も下がりますし、妊娠できても流産などの危険もありますので、着床時期だけでなく、妊娠中は禁煙するようにしましょう。
やったほうがよいこと
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・バランスのとれた食事と規則正しい生活
着床を成功させるために、直接できることはありませんが、日頃からバランスのとれた食事をとり、睡眠をしっかりとって、適度に体を動かすことが、妊娠しやすい体を作ることになります。
・葉酸のサプリメントを摂取する
妊娠の初期に必要な栄養素である葉酸は、普通の食事ではなかなか必要量をとることができないため、サプリで摂るようにしましょう。
着床時期のおりものは?
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おりものの変化
妊娠すると、ホルモンの影響でおりものの量が増加し、普段は粘り気のあるおりものが、さらっとしたものに変化します。色としては、白だったり、黄色だったり、人によって違います。ニオイは、普段のものに比べて無臭に近くなるようです。
着床出血時のおりものは?
着床時に出血した場合、おりものに血が混じって、茶色やピンク、あるいは赤いおりものが出る場合もあります。
おわりに
着床時期は、「早く妊娠したい!」と思っている人にとっては「妊娠しているかも!でもまだ確認できない・・・」という微妙な時期ですよね。
私は全然気にしない派で、気がついたら妊娠していたので、着床時期なんて知らないうちに過ぎてしまったんですが、妊娠を心待ちにしている人には何をやっていてもそわそわしてしまう感じなんでしょうね。
いずれにしても、ストレスをためるのが一番よくないので、適度にストレスを発散しつつ、規則正しい生活を心がけてくださいね♪