生まれたばかりの頃は誰にでもニコニコしていた我が子が突然人見知りを始め、誰を見ても泣き出してしまい戸惑ったという経験は子育てをした人は誰もが経験することかと思います。
ここでは、この突然はじまる赤ちゃんの人見知りについて、まとめてみました。
人見知りとは
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いつからいつまで
人見知りは赤ちゃんの発達の一部で、その始まりには個人差があります。一般的には生後6か月くらいから始まると言われていますが、生後3?4か月過ぎから始まる場合もあり、また、12か月くらいのこともあります。
2歳を過ぎる頃から、人見知りは自然に消えていきます。ただし、もともと内向的な性格の場合、2歳を過ぎても人見知り傾向が続くこともあります。
人見知りの現れ方
典型的な人見知りは、顔を見ての大泣きで、この前まではニコニコ笑っていたのに、数週間経っただけで大泣きということがよくあります。また、泣くことはなくても、知らない人(知らないと認識した人)を見て硬直したり、隠れてしまうのも人見知りの一つです。
人見知りの原因
なぜ人見知りをするのか
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赤ちゃんは生まれたばかりの頃はあまりものが見えていません。その後成長に伴い周りのものが見えてきて、ママやパパと、それ以外の人の区別がついてきます。区別がついた上で、その見知らぬ人に対して、近づいてみたいが怖いという警戒心と恐怖心が生まれます。それが人見知りとなります。
どのような赤ちゃんが人見知りをしやすいのか
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赤ちゃんの人見知りには個人差があり、赤ちゃんが持って生まれた性格にも影響され、単純には言えないのですが、多くの大人に囲まれて生活している赤ちゃんは、人見知りが軽い傾向にあると言われています。
ただし同じ環境で育った兄弟姉妹でも人見知りの出方が異なることもあり、その赤ちゃんの持って生まれた性格にも大きく左右しているのだと思います。
人見知りが始まったら
人見知りを始めた場合の対策
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人見知りは赤ちゃんの警戒心や恐怖心から発するものですので、大切なことはそれらをうまく取り除いてあげることです。相手が話しかけて泣き出したら、まずはパパやママが抱っこした状態で、相手の方とある一定の距離を保ちながらお話しましょう。そして少しずつ慣れてきたら、徐々にその距離を縮めていきましょう。
赤ちゃんが泣き止み、嫌がっていないようなら、少しずつ声をかけてもらったり、手を握ってあげたりしましょう。
パパやママは、抱っこしながら、赤ちゃんに対し、相手が怖くないことをお話してあげてください。それらを繰り返すことによって、赤ちゃんの恐怖心が徐々に取り除かれていきます。
人見知りの赤ちゃんにしてはいけないこと
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人見知りをしている赤ちゃんにしてはいけないことは、距離を近づけようといきなり抱っこをすることです。恐怖心でいっぱいだった赤ちゃんが、一番信頼しているママから引き離されたら、恐怖が増すばかりです。
赤ちゃんが慣れ始めて、自分から相手に手を伸ばすようになったら、抱っこしても大丈夫だと思いますので、それまでは焦らずに少しずつ距離を縮めるようにしましょう。
人見知りをしたお相手に対して
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周囲の大人は赤ちゃんに人見知り時期があることを理解しており、人見知りされても受け流してはくれますが、赤ちゃんが泣き出したら、やはり「人見知りが強くてすみません」と一言声をかけておきましょう。
人見知りだとわかっていても、そう一言言われるだけで、雰囲気が和み、周りの人の目も暖かくります。
人見知りがない場合
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人見知りは赤ちゃんの発達の一段階ですが、人見知りがほとんどない赤ちゃんもいます。前述したように環境や性格によるものが大きく、出方も千差万別ですので、あまり気にする必要はないかと思います。
それでも「発達に問題があるのでは?」と心配な場合は、保健センターの集団検診や、乳幼児検診、自治体の子育てサロン等に相談してみてください。いろいろなアドバイスをもらえますよ。
おわりに
赤ちゃんの成長のスピードは個人によって異なります。また赤ちゃんの生まれ持った性格もそれぞれです。
人見知りの強さや時期を気にするよりも、大切なのは赤ちゃんに安心感を与えて、その成長を暖かく見守っていくことだと思います♪