秋になると、暑さが和らぎ、お花を長く楽しめるシーズンになります。毎日の忙しい日々の中で、ちょっとしたうるおいを与えてくれるのがお花の良いところです。
秋の花を楽しむために、花言葉やブーケに向く花、育てやすい花などを調べてみました。思いっきり秋の花を楽しみましょう!!
代表的な秋の花とは?
秋の花といえば、秋の七草が有名ですよね。7つの花の名前はご存知でしょうか?「萩(萩(はぎ))、桔梗(ききょう)、葛(くず)、藤袴(ふじばかま)、女郎花(おみなえし)、尾花(おばな)、撫子(なでしこ)」ですね。聞き慣れない「尾花」とは、芒(すすき)の事です。
秋の七草以外にも、秋の花と言われて思い浮かぶのは、可憐な「秋桜(こすもす)」赤い花が印象的な「(彼岸花(ひがんばな))」小さいオレンジの花で芳香のある「金木犀(金木犀(きんもくせい)」などでしょうか。
和のイメージのある「菊(きく)」も、秋の花ですが、「ピンポンマム」という洋菊は、丸くボール状の花を付けポップな感じでかわいらしく、アレンジメントにもよく使われています。
出典:pro.foto.ne.jp
ブーケに向いている秋の花
ブーケとは?
ブーケとは、フランス語で花束の事ですので、「ブーケと花束」は同じ意味になります。
ですが、お花屋さんでは、ブーケ風だと「茎が短く、丸くまとめた花束」で、花束風だと「茎が長めで縦長にまとめた花束」という違いを意味することが多いようです。
秋の花のイラストや画像を見ると、ブーケと花束の違いが簡単にわかると思います。こんもりと可愛らしい印象のブーケと、洗練されて大人っぽい感じの花束、といった様に印象はずいぶん違います。
自宅でも、簡単にまとめたブーケや花束をアレンジされる方も多いと思います。ブーケを長く楽しむためには、持ちの良い花を選ぶことも大事でしょう。
秋の花ですと、菊(きく)はブーケにオススメの花です。色も品種もいろんな種類がありますし、扱いやすい花です。
秋の花の花言葉
ブーケにするなら、花言葉にも気を付けましょう。素敵な花言葉の花で作れば、更に素敵なブーケになりますよ!!ここでは、代表的な秋の花の花言葉を集めてみました。
- 秋桜(こすもす)「乙女の真心」「調和」「愛情」
- 彼岸花(ひがんばな)「思うはあなた一人」「情熱」「また会う日を楽しみに」「再会」「独立」など
- 萩(はぎ)「内気」「思案」「柔らかな心」「柔らかな精神」
- 菊(きく)「高貴」「真の愛」「女性的な愛情」
- 金木犀(きんもくせい)「謙虚」「気高い人」
こうして見ると、どの花も花言葉と花のイメージが非常にマッチしていると思いませんか?自分のイメージするブーケができそうですね!!
出典:pro.foto.ne.jp
ガーデニングに挑戦!育てやすい秋の花
ガーデニング初心者にも始めやすい、秋の花を探してみました。秋の花は、春から夏にかけて咲く花よりは、地味な印象ですが、趣のある花ばかりです。あまり手間がかからない秋の花もあるので、ぜひ、挑戦してみては?
- 秋桜(こすもす)・一年草でキク科のこすもすは、秋の代表花。丈夫で育てやすく、日当たりと水はけのよい場所が向いています。
- ガーデンシクラメン・多年草で球根性のサクラソウは、ガーデニング向けの花。寒さに強いので秋から冬まで楽しめます。
- マーガレット・多年草で菊(きく)科のマーガレットは、清楚な感じで人気の秋の花です。水はけのよい土で乾き気味にすれば、簡単に育てることができます。
- パンジー・ビオラ・一年草でスミレ科のパンジー・ビオラは、秋から春まで楽しめる花です。冬の寒さや病害虫にも強く、育てやすいです。
おわりに
春から夏にかけてのエネルギッシュに咲く花とは違い、少々地味な秋の花ですが、可憐で風情のある花も多いです。1本でも存在感のある秋の花を毎日の生活に取り入れましょう!
秋の七草も秋桜(こすもす)なども、1本でも素敵に飾ることができます。私はよく、ガラスの空き瓶などにスッと1本だけ花を活けています。秋の花は、1本でも絵になる花が多いような気がします。
今年は、秋の花を楽しんでみませんか?