赤ちゃんは、大人が思っている以上に、好奇心は旺盛です。
ねんねで大半を過ごす新生児から、あっという間にお座りが出来たり、ハイハイするようになったりするもので、それだけ赤ちゃんの世界が広がっていくわけですから、その好奇心の芽もぐんと伸びてしまうのです。
そんな時、単純に成長した我が子の姿を喜ぶことも大切ですが、何よりも安全なことに心配りをしなくてはいけない時期でもあります。
好奇心旺盛な時期の赤ちゃんは、目よりも口周りの感覚が優れているといわれています。目で見て「これは危険だな」と思える時期は、まだまだ先になります。
興味があれば、とにかく何でも口にいれて確認してしまうことが、本当に多いのです。
今回は、どんな家庭でも、日常的に起こりやすい赤ちゃんの誤飲についてまとめてみました。
赤ちゃんの誤飲の症状や適切な対処法・防止法などを調べていますので、子育ての参考にしてくださいね。
赤ちゃんの誤飲の可能性を知ろう!
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赤ちゃんが実際に口にして良いのは、その月齢に合わせた食べ物だけであって、そんな食べ物以外を口にして飲み込んでしまうのが「誤飲」です。
ただ、実際に食べられるものであっても、赤ちゃんの食べ物に適した大きさや硬さでははなかったりして、喉や気管に詰まってしまうということも「誤飲」に当てはまります。
赤ちゃんの口に入らない大きさのものであれば、飲み込むことはできませんから、「まさか、こんなものは口にしないだろう…」などという大人の意識でみることはしないでください。
赤ちゃんの頃から、乳幼児くらいまでは、口の大きさを把握しておきましょう。口を大きく開けた状態の大きさの筒状のものを用意できれば、身の回りのもので誤飲する可能性のものを知ることができます。
「誤飲チェッカー」というサイズ計測できる市販品もあるようなので、やはり誤飲は日常的に誰にでも起こりうるという意識も必要です。
赤ちゃんが誤飲?!その時の症状は?
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赤ちゃんが好奇心から口にしてしまうものは様々ですが、カテゴリーで分けると、以下のものが挙げられます。
- 固形物(ボタン電池・コイン・たばこ・乾燥剤・あめやガムなど)
- 尖った物(画びょう・ヘアピン・ホチキスの芯・プラスチック製品など)
- 液体品(洗剤、化粧品、薬、酒類など)
固形物を誤飲したときは、喉の途中などで詰まってしまうことが多く、最初は激しくせき込みますが、その後チアノーゼから呼吸困難になることが多いようです。
尖った物を誤飲したときは、喉を通過するときに方向によっては傷をつける可能性が高いため、突然激しく泣き出すことがあります。吐き気などで出した吐しゃ物に血液などが混ざっていないか確認してみましょう。
液体品などを誤飲したときは、その種類によって症状も変わってきます。
洗剤や薬品などの場合は、口に入れたとたん違和感として刺激を感じるので、泣き出して吐き出すこともありますが、少量でも体内に入ってしまうと炎症を起こしてしまいます。
アルコールなどの場合は、甘いものであれば違和感を感じず、ごくりと飲み込んでしまうこともあります。でも、確実に気分が悪くなったり、嘔吐したりするので、もしかして?という場合は、すぐに受診しましょう。
赤ちゃんが誤飲?!適切な対処法は?
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赤ちゃんが誤飲してかも!というときは、できるだけ落ち着いて、早めに対処することが大切です。
固形物の場合、口を大きく開けさせて、できるだけ早めに吐かせることが必要です。舌の付け根をぐっと押して、吐かせるようにしましょう。
特にたばこや薬、香水などはすぐに吐かせる必要があります。
逆さにして背中をトントンする方法もありますが、子供が泣き叫び親も慌ててしまうことが非常に多いので、受診する方が安全かもしれません。
その時は、いつ頃どんなものを誤飲したのかということを落ち着いて説明できるようにしましょう。
また、尖った物を誤飲した場合は、吐かせることをしてはいけません!
そのほか、電池や灯油などの石油製品、化粧品なども吐かせることなく、すぐに受診してください。
赤ちゃんの誤飲を防止するには?
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あかちゃんの誤飲で特に危険なものは、たばこ・電池・薬品・お酒です。
赤ちゃんの手が届くところに、そういったものを置かないということは、本当に大人がしてあげなくてはいけないことです。
タッチができるようになったり、あんよができるようになると、誤飲の確率はまた上がってきますので、リスクのあるものを目の届かないところに置かないということは意識しましょう。
おわりに
私の子供が赤ちゃんの頃は、やはり、何でも口にしてしまうので、不用なものが落ちていないか、気を付けてはいました。
誤飲というわけではありませんが、うちの子供は、歯が数本生えて来たころ、いわゆる『歯がゆかった』のでしょう。
コップで上手に水を飲めていたので、たまたま遊びに来ていた祖父母が薄いガラスのコップでジュースをあげてしまいました。
そのコップを『ガリっ!』と噛んでしまい、割れてしまったのです。すぐに気が付いて、飲み込むことはしませんでしたが、本当にびっくりしました。
でも、「こんなもの、口にしないだろう…」なんてものまで、とにかく口にすることを頭に入れておかなくてはいけないので、「まさか!」はあり得ないと思っていた方がいいですよ。