インフルエンザを自然治癒で治す方法はあるの？子供は何日で治る？

冬になると、毎年流行するインフルエンザですが、皆さんはインフルエンザ対策、してますか？

流行前に予防接種するのが一番いいのでしょうが、ウチは子どもの数が多く費用が馬鹿にならないので、ここ数年、予防接種してません…。なるべくバランスの良い食事をするなど、免疫力を高めるようにしていますが、インフルエンザにかかってしまったら、お医者さんへ行くしかないですよね。

最近は、タミフルやリレンザといった、効果の高い薬があるので、薬を飲めば治ると安心していますが、小さいお子さんの場合、薬が苦手で飲ませるのに苦労されることも多いのではないでしょうか。

普通の風邪なら、薬を飲まなくてもしばらく安静にしていれば治りますよね。インフルエンザはどうでしょうか？自然治癒するのでしょうか？

そこで、この記事ではインフルエンザを自然治癒で治す方法と、子どもの場合は何日くらいで治るのかについて、ご紹介したいと思います。

インフルエンザは自然治癒可能？

出典：baptisthealth.tips

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染して発症する病気で、一般的な風邪に比べて症状が急激に悪化するのが特徴です。

潜伏期間が1～3日ほどあり、発症後は38度以上の高熱や風邪に似た様々な症状があらわれます。完治までの期間は個人差がありますが、大体1週間から10日ほどかかるようです。

インフルエンザウイルスは、発症してから増殖し続けて、2～3日頃に最も数が増えるので、タミフルなどの薬を発症後48時間以内に服用すれば、症状がそれ以上悪化するのを防ぎ、完治までの期間を短くすることができます。

出典：www.telegraph.co.uk

インフルエンザにかかると処方されるのが、タミフルやリレンザとった抗インフルエンザウイルス薬ですが、これらの薬が使われるようになったのは2000年頃からです。それでは、それ以前はどのようにインフルエンザの治療をしていたのでしょうか？

以前は、インフルエンザによく効く薬がなかったため、あらかじめ予防接種をして発症を防ぐか、発症してしまった場合は安静にして自然治癒するのを待つしかなかったのです。

実のところ、タミフルやリレンザなどの薬も、インフルエンザのウイルスそのものをやっつける力はありません。ウイルスが増えるのを抑える働きをするだけで、結局のところ人のもつ「自然治癒力（＝免疫力）」が頼りなのです。

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自然治癒するためには、まず第一に安静に過ごすことです。睡眠を十分にとって、体力の消耗を防ぎ、体が回復するのを待ちましょう。過ごしやすい室温と、適度な湿度（60～70％）を保ち、換気も定期的に行うといいですね。

悪寒がひどい場合は、部屋の温度を上げたり、重ね着をして体を温めましょう。食事も、体を内側から温めるものがいいですね。

また、高熱が出ている時は汗などで体の水分がたくさん失われるので、脱水症状を防ぐために水分補給をこまめに行いましょう。体に必要な塩分や電解質が含まれている経口補水液がおススメです。お水やお茶、スポーツドリンクでもOKですが、下痢を引き起こす可能性のある柑橘系ジュースはさけましょう。

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高熱が出ているからと、市販の解熱剤を使用するのはさけましょう。発熱は、体がウイルスと戦っているために出ているので、解熱剤で無理矢理に熱を下げてしまうと、ウイルスと戦う力が弱くなってしまいます。

また、市販の解熱剤の中には、インフルエンザ脳炎・脳症を重症化させる恐れがあるそうなので、安易に使わないようにしましょう。

発熱じたいは、3～5日ほどでおさまります。ただし、熱が下がっても他の人に感染させる恐れはまだ残っていますので、熱が下がってもあと2日ほどは外出しないようにしましょう。

発症から完治までは1週間から10日かかります。子供の場合も同様の期間がかかります。子供の場合は症状が重くなりがちですので、自己判断に頼らず医師の診察を受けてくださいね。

インフルエンザが実は自然治癒可能だなんて、思ってもみなかったという方が多いのではないでしょうか？何となく、薬を飲まなきゃ治らないと思いがちですよね。

免疫力に自信がある！という方は、費用の節約にもなりますし、自然治癒で治してみてもいいですね。病院へ行って、別の病気をもらってくるのも嫌ですし。

ただし、病院で薬をもらったほうが早く治る可能性が高いので、受診するかしないか、慎重に検討してくださいね。