最近は男女ともに晩婚化が進んでいると言われています。女性も働くことが当たり前になり、家庭と仕事の両立を考えると、なかなか踏み込めないのもわかります。
たとえ晩婚であっても、結婚したら、次のステップとして、家族を増やすことを考えますよね。女性の場合は、少しでも若いうちに、子供を産んでおきたいのでは?
出産や子育てについては、調べたりすることが多いですが、それまでの命の成り立ちまでは、保健体育の授業くらいでしか聞きませんよね。
今回は、妊活を考えているなら、ぜひ一度、もっと根本的な「命」の部分にスポットを当ててみました!
受精してから着床するまで期間のこと、排卵との関係、妊娠が分かるまでの間の体の症状など、実は一番神秘で、元始な話題を集めてみますね!
母体の中でしか起こらない、排卵、受精、着床とは?
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夫婦生活をしていれば、いつでも妊娠することができるか?と言われれば、母体の立場で言えば、時期とタイミングが合わなければ無理ですよね。
男性の精子は、時期やタイミングを問わず、日々生産されています。しかし、女性の卵子は月に1度しか、排卵されないため、女性の排卵時期に照準を合わせる必要があります。
しかも、精子と卵子の寿命には差があるので、実際妊娠に至るまでの確率は、照準を合わせた日のうちの、8時間前後であると言われています。
受精したらいつ安定するの?
射精された精子は、卵子のいる卵管采まで、人間で言えば300kmほどの道のりを旅して、ようやくたどり着き、無事受精となります。
受精した受精卵は、ここから小さな命として、細胞分裂を繰り返しながら、子宮にたどり着くための移動をして、まるで宇宙遊泳のように漂い、子宮内膜に着床します。
受精した後は、着床するまでにおよそ7日間かかると言われています。
着床が無事済むと、受精卵はその姿を胎児へ変貌させるための準備を急ピッチで初めて行くのです。
受精日VS着床日
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妊娠が分かるのは、自分の体の変化というより、「もしかして、妊娠?」と思い当たることがあり、検査薬を使用してみたり、あるいは、直接産婦人科へ出向いて確認することが一般的ですよね。
でも、その時はすでに、「妊娠〇周目ですね」と言われることがほとんどです。
では、実際、妊娠期間というのは、受精日を指すのでしょうか?それとも、子宮内に着床して、初めて妊娠したということになるのでしょうか?
実は、妊娠0週目というのは、妊娠前の最終生理が始まった日になります。
妊活を意識したら、基礎体温と共に、生理日もしっかりつけておくと、妊娠の周期も計算しやすくなります。基礎体温を付けることで排卵日もわかりやすくなるので、妊娠のタイミングもつかみやすいですよ。
着床前後の母体の症状は?
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一般的に、無事に着床終了してから、およそ10日前後で、妊娠反応が出ると言われています。受精してから着床までが、1週間前後、着床してから大丈夫と言われる着床終了までには2週間前後かかります。
そう考えると、実際受精から1か月ほどで、なんらかの症状が出始まると考えられます。
受精から着床までスムーズにいったとしても、その後半年以上過ごす子宮内は、より快適な状態に仕上げなくてはなりません。
母体は、受精卵が着床したと同時に、HCGという女性ホルモンをしっかり、たっぷり分泌して、赤ちゃんの成長を支え、見守り始めているのです。
普段出すことのないホルモンを分泌するのですから、バランスの乱れはやはり、様々な症状を引き起こすことがあります。
着床時期に見られる症状として、
- 下痢や吐き気
- 下腹部のチクチクした痛み
- 着床出血
- 頭痛や腰痛
- 眠気やだるさ
生理中の時と同じような症状もありますが、妊娠の可能性があるかどうかは、本人がわかっているので、少しでも可能性があるのなら、無理をせずに過ごすことが大切です。
おわりに
「妊活」という言葉が、今や一般的になってきていますよね。一昔前なら、妊娠や子育ては、同居している親や祖母など家族に見守られながら、試行錯誤していくのが当たり前の光景だったかもしれません。
でも、核家族が増え、初めての妊娠に関する情報は、離れて暮らす家族より、インターネットの中に求めることが多くなりました。
赤ちゃんが生まれてくれば、目の前にいるので、心配事も幸せなことも、しっかり確認することができますよね。
でも、受精してしっかり安定して、産婦人科で「おめでとうございます」の声を聞くまでも、着々と命を育んでいるんだなあ~と思うと、母の責任は大きいと同時に、女性に生まれたことに喜びを感じることでしょう。
妊活を意識したら、我が子と実際対面することを夢見ながら、幸せホルモン大量放出できるよう、おおらかな気持ちでいられたら素敵ですよね。