子供って、けっこう頻繁に風邪で熱を出しますよね。保育園に行くようになると、なおの事です。子供は元々の体温が高めなので、38度以上の高熱を出すこともよくあります。
1~2日程度で下がればいいですが、3日以上続くと心配ですよね。熱で苦しそうな子供を見ていると、本当にかわいそうで、なんとかしてあげたい!こんな時、子どもが少しでも過ごしやすいようにするには、どうすればいいでしょうか?食事も、どんなものを用意すれば食べやすいでしょうか?
そこで、この記事では、子供の熱が下がらない時の対処法と、そんな場合の食事について、ご紹介したいと思います。
子供の熱が下がらない!考えられる原因は?
3日以上熱が下がらない場合、風邪以外の病気の心配も出てきます。発熱以外に、どんな症状があるか、お子さんの状態をよく観察してみてくださいね。
突発性発疹
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子供が熱を出した場合で、風邪以外でよくありがちなのが、突発性発疹です。症状としては、高熱が3~4日続いて、熱が下がった頃に体全体に発疹が現れます。かゆみはありません。
感染力はそんなに強くありません。脱水症状にならないように、水分補給だけ気をつければ大丈夫でしょう。
水疱瘡
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発熱のあと、体全体に発疹が広がっていきます。強いかゆみが特徴で、水膨れをかきむしると、あとが残ってしまうため、かきむしらないよう、病院でもらうかゆみ止めの薬をこまめに塗るとよいですね。
感染力が強く、同居している兄弟はもちろん、大人にも感染する可能性が高いです。大人になってから初めて水疱瘡にかかると、重症化しやすいので、子供の頃にかからなかった方は注意してください。
5日以上熱が下がらなかったら?
高熱が3日以上下がらなかったら、小児科を受診するようにしましょう。頭を痛がる時は特に注意が必要です。
高熱が5日以上続く場合、心配される病気としては、川崎病や肺炎、インフルエンザなどがあります。いずれにしても、早めに受診するようにしましょう。
熱が下がらない時の、家での対処法
熱を発散させる
発熱は、体がウイルスと戦っている証拠なので、無理に下げようとする必要はありません。通常の風邪ならば、40度までの熱で脳が危険な状態になることはないので、解熱剤で無理矢理下げようとすると、かえって子供の体に負担をかけてしまいます。
寝苦しそうなら、薄着にしたり、布団も薄いものにしてみたり、部屋の空気を入れ替える等して温度を下げましょう。熱があるからと、厚着させたり、布団でくるんだりしてしまうと、熱がこもってしまい、ますます熱を上げてしまいかねません。
また、氷枕や保冷材などで、首の後ろやわきの下を冷やすと効果があるようです。
高熱が続いて夜眠れず、体力が落ちてしまい、ぐったりしている時などは、解熱剤を使ってもよいでしょう。
発熱時の食事はどんなものがいい?
水分補給はこまめに!
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発熱すると、普段よりも体の水分の消費量が増えるので、こまめに水分補給をする必要があります。イオン飲料水や麦茶、湯冷ましなどがいいですね。ジュースを飲ませる場合は、柑橘系のもの(オレンジなど)は咳を誘発しやすいので避けましょう。
消化のよい柔らかい食べ物がGood!
高熱のため食欲がない場合は、スープやゼリーなど、スルっと食べられるものがいいでしょう。消化が早く、手軽に栄養補給できるのでおススメですよ。
熱が下がってきて、少し食欲が出てきたら、おかゆやうどんなどがいいでしょう。消化がよく、炭水化物なのでエネルギーも補充してくれますし、発熱により冷えた体を温める効果もあります。
だいぶ食欲も出てきたら、タンパク質やビタミン類を補給して、免疫力を高めるようにしましょう。おかゆやうどんに卵や野菜を入れたりするといいですよ。煮込みうどんや茶わん蒸しもおススメです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
熱が出ている時は、大人でもつらいものです。どうしても食欲がなく、薬も飲みたがらない場合などは、冷たいものや果物を少量食べさせてあげてください。
熱は、朝方に下がって午後から夜にかけて上がるものですから、朝起きて熱が下がっていても要注意です。お子さんの熱が早く下がるといいですね。