今回は、今年2016年の熊野花火大会(正式名称:熊野大花火大会)についてご紹介します。日程や見どころはもちろん、気になる渋滞や臨時列車についてもまとめました。
花火大会はプログラムが楽しみな反面、混雑が気になりますよね。車や列車の待ち時間も調べたので、ぜひ、最後までご覧ください。
日程と見どころは?
出典:4travel.jp
まずは、熊野花火大会の基本情報を紹介します。
日時と場所をチェック
熊野花火大会の日程と場所を確認しましょう。
日時は、8月17日(水)の19時から21時30分まで。
雨天・荒波に供え、予備日が設けられていて、8月18日(木)、22日(月)、23日(火)、29日(月)、30日(火)です。
船を使った花火の演出があること、台風の影響を受けやすい地方であることから、こんなに予備日が用意されているんですね。
ということは、開催情報をきちんとチェックしておかないと、会場に行ってから延期を知ったというガッカリな結果になってしまいます。出かける前に公式ホームページを確認してくださいね。
公式ホームページ
打ち上げ場所は、七里御浜海岸です。最寄りはJR熊野市駅で、会場まで徒歩5分ほどになります。
見どころは?
熊野花火大会、打ち上げ本数は約1万発と目立った数ではないのですが、見どころは、一風変わった花火の打ち上げ方法にあります。
スピードを出した2隻の船が花火を海に投げ入れる「海上自爆」に、沖合のイカダに250kgもの重さのある三尺玉を付けて爆発させる「三尺玉海上自爆」。ネーミングは物騒ですが、迫力満点の仕掛けです。
海に浮かぶ半円形の花火の美しさと、飛び散る火花が船に降りかかりそうになるスリル、海岸に響き渡る爆音。魅力が詰まっています。
そして、フィナーレには「鬼ヶ城大仕掛け」が用意されています。名所鬼ヶ城を舞台に、岩場や洞窟で増幅された花火の爆音と爆風が楽しめるプログラムです。これも、珍しい演出ですね。
ここまで見ると、前衛的な花火大会と思われるかもしれませんが、起源は300年ほど前の初精霊供養なんです。長く続くのも高度な演出が可能なのも、職人さんたちの技術が高いから。なんとも楽しみですね。
行くなら車?電車?
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楽しい花火大会で唯一心配なのは、場所取りと電車や車の待ち時間ではありませんか。
海上の七里御浜海岸は広いので、場所取りはさほど困難ではありません。打ち上げ場所の近くで見たいなら昼頃に会場入りしておく必要がありますが、必死で穴場を探す必要はなさそうです。
穴場スポット
1つだけ穴場を紹介しておくと、花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)があげられます。高台なので花火もよく見えますし、日本書紀にも登場する古社は魅力的ですが、足元が悪く、浴衣に下駄だと厳しいです。
海岸も他の花火大会ほどの混雑はありませんし、大迫力がウリの花火を遠くから見るのはもったいない気もします。よほどの人ごみ嫌いでなければ、海岸で見た方が楽しめると思いますよ。
電車も車も帰りの混雑は一緒
一方で、交通が不便です。駅から徒歩5分とはいえ、都会とは電車の本数が違います。行きは苦労することはありませんが、帰りは臨時列車が出ても対応しきれていません。日付が変わる頃まで待つ覚悟が必要です。
そして、車で行く場合はもっと注意が必要です。2000円から3000円の有料駐車場があちこちに用意されていますが、それ以上に人が来ます。駐車場によっては、朝7時に満車なんてところもありますから、早朝に会場入りしましょう。
そして、抜け道のない場所柄、帰りの渋滞は避けて通れません。花火大会終了後は3時間の渋滞が見込まれます。
つまり、車でも電車でも帰れるのは日付が変わった頃になります。遠方から熊野花火大会を見に行きたいという場合は、日帰りではなく、周辺に宿泊することをオススメします。
出典:mery.jp
熊野といえば、世界遺産の熊野古道。伊勢神宮も近いです。花火鑑賞の後はゆっくり休んで、翌日観光してから帰るという余裕を持ったプランがオススメです。
宿を取るのが嫌ならば、渋滞が収まるまで仮眠してから動くとイライラしないで済みますよ。
おわりに
今回は熊野花火大会について紹介しましたが、いかがでしたか。
海上自爆、三尺玉海上自爆、鬼ヶ城大仕掛けといったプログラム名からして迫力満点でわくわくしてしまいますね。
すぐ側は山地という地理的条件から、交通はちょっと不便ですから、余裕を持って楽しんでくださいね。