日本の四季は、本当に美しいと思いませんか?季節ごとに楽しめる花や、植物もその美しさを際立たせますが、やはり、その季節ならではの食べ物、いわゆる旬のものは、舌で美しさを味わえるものだと思います。
特に海産物は、あ~その季節が来たな!と思わせてくれますよね。冬ならカニやフグ、春なら初ガツオ、夏ならアジやウナギとくると、秋はやっぱりさんまですよ!
秋のさんまをしっかり堪能するには、「あの」イベントに参加するのが一番です。
そう、それが「目黒のさんま祭り」です。毎年この季節になると、ニュースでも話題になっていますよ。
夕方のニュースを見て、「え?今年のさんままつり、終わっちゃったの?」なんて悲しいことにならないように、事前にチェックしておきましょう。
ということで、今回は、目黒のさんま祭りについて、調べてみました。
2016年の日程や、なぜ目黒でさんま祭りがおこなわれるようになったのかという由来や、落語で有名な目黒のさんまとどんな関係があるの?など、ちょっと気になる話題も合わせて調べてみました。
目黒のさんま祭りとは?
出典:livingpedia-net
毎年、夏の暑さが一段落して、夜風が心地よくなる頃に、秋の訪れを感じるようになりますが、そのころになると、やはりマツタケと共にさんまの話題も増えてきます。
秋と言えば「さんま」。そのさんまを、無料で食べることができるイベントが「目黒のさんま祭り」なのです。
大衆魚であるさんまが1匹も捕れない!、なんて異常事態が起こらない限り、毎年行われている大人気のビッグイベントです。
目黒さんま祭りの日程
目黒さんま祭りが開催される日は、2016年の開催日は9月4日(日)です。
時間は午前10時から午後2時までとなります。
炭火でじっくり焼き上げたさんまは、自宅のガスコンロで焼くより、本格的な味わいが楽しめるため、普段お魚が苦手なちびっこでも、美味しく食べられると評判なのです。
2016年のさんま祭りでは、岩手県宮古産の新鮮さんまが6000匹が無料でふるまわれます。そのさんまの数に対して、徳島産のすだち1万個、栃木県産の辛味大根500本も用意されています。
相当数が用意されていると思いますが、実は、このイベントには、毎年3万人ほどの来場者があるというのです。
出典:livingpedia-net
早朝からさんま無料ゲットするための、整理券目当ての来場者が長蛇の列をなすというのも、うなづけますよね。
さんまを無料で食べることができなくても、会場は熱気と活気にあふれ、屋台が立ち並び、お祭りの本陣である八幡神社では落語の「目黒のさんま」を無料で楽しむことができます。ただし、こちらも整理券が必要になります。
目黒のさんま祭りの由来は?
出典:matome-naver-jp
では、なぜ、海のない目黒区で大人気のさんま祭りが開催されることになったのでしょうか?
それは、有名な落語のお話に由来されているのです。江戸時代のお殿様が、たまたま匂いにつられて口にした、さんまの美味しさを忘れられず、言った言葉が「さんまは目黒に限る」。
その落語の内容を知りたい方のために、なるほどと思える落語の動画を用意しました。5分ほどなので気軽に見て、目黒のさんま祭りに参加してみてはいかがでしょうか。
目黒のさんま絵本動画
おわりに
子供の頃は、さんまやあじの塩焼きなんて、ちっとも美味しいとは思えませんでした。ハンバーグや空揚げなどに比べたら、全然地味なおかずだという位置にいましたから。
秋のさんまを楽しみするようになったのは、やはり、お酒を飲むようになってからでしょうね。あの苦みや、皮の焦げた香りで季節を感じることができるなんて、大人の特権です。
混んでるの覚悟で、今年は目黒にさんまを味わいに行ってみようかなと思っています。