水疱瘡は感染力がとても強く、幼稚園や小学校で集団感染が毎年起こります。ママやパパの世代では幼児期にかかった経験のある方がほとんどだと思いますが、実はワクチンで防げる病気なのです。
2014年10月から定期接種となりましたが、それまでは任意接種だったため積極的に接種されていた方は少ないのではないのでしょうか。
今回は水疱瘡の予防接種について、1回目の打つべき時期と2回目の時期はいつなのか?また、どんな副反応があって、料金はいくらくらいなのか?ということについてご説明しますので是非参考にしてください!
水疱瘡予防接種のいろは
水疱瘡ってなに?!
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急性熱性発疹症のひとつで、小児期にみられる病気です。免疫を持たない人に経気道感染します。
一般的には突然の発熱、体中に虫刺されや汗ものような平らな赤い発疹が現れ、数時間後に水ぶくれの状態になります。1週間前後にはかさぶたへ変わりますが、発症してから完治までには約2週間程度かかります。
予防接種の時期は?
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水疱瘡においては、生後12ヶ月~36ヶ月の子供が予防接種可能です。保育園などへお子さんを預ける予定のあるご両親は、生後12ヶ月を目途に予防接種を受けるようにすると安心ですね。
回数と間隔は?
2回接種が標準とされます。というのも1回接種の子供約20%が水疱瘡になる実態が判明したため2回接種が推奨されています。
1回目の接種は生後12~15ヶ月に行い、2回目は1回目から3カ月以上あけて接種します。標準的には1回目の接種後6~12ヶ月の間隔をあけて2回目接種することが多いとされます。なお、3歳の誕生日の前日までに1回目の接種を終えていない子供は2回ではなく1回接種となります。
予防接種の効果
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水疱瘡の予防接種では水痘ウィルスを使用した生ワクチンで、接種量は1回につき0.5mLを皮下接種します。この方法により90%以上の子供に抗体が作られます。
しかしながら2回の予防接種を行ったにも関わらず、約10%の確率で水疱瘡を発症しています。ただ重症化は100%防ぐことができ、症状は跡形も残らず軽症で済みます。
予防接種の副反応
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水疱瘡で使用される水痘ワクチンの副反応においては、ほとんどありません。
接種後約2週間後前後に発疹・発熱などの症状がまれにみられることがありますが、これらは一過性のもので数日中には治まることが大半です。
一方で接種した子供の約100万人に1人の割合でアナフィラキシー症状や急性血小板減少性紫斑病などが重度な副作用の発症リスクの報告例がありますので念のため留意しましょう。
料金について
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水疱瘡予防接種の相場は地域により差がありますが、4,000~10,000円です。
ただ水疱瘡の予防接種は市町村が実施していて、ほとんどの地域では無料の対象年齢が設けられています。
無料接種期間は生後12ヶ月~36ヶ月の市町村が大半ですが、子供の体調が悪かったり、ママが接種させるのを忘れていたなどで期間中に接種できなかった場合は市役所・区役所・保健センターなどへ一度確認しましょう。
さいごに
子供の予防接種は水疱瘡だけではなく風疹やおたふく風邪など多岐に渡るのでママがしっかり管理しておかなければ接種するのを忘れてしまう可能性がありますので注意が必要です。
水疱瘡の予防接種をせず自然発症した場合、合併症として皮膚病変部の二次的細菌感染や肺炎・脳炎などの後遺症に苦しめられることがありますので、予防接種は必ず受けさせましょうね。