ジメジメした暑さが続き、なんとなく体調が悪い、これって夏バテかしら…と感じていませんか?
食欲の減退やだるさに加え、実は吐き気や頭痛も夏バテの症状なんです。また夏バテの症状とよく似ているけれど、最近よく聞くクーラー病(冷房病)だったなんて場合も。
気になる夏バテの症状、クーラー病(冷房病)の対処や治療についてまとめてみました。これを参考に子供や旦那さんの体調にも注意してあげましょう!
こんな症状が出たら要注意!「夏バテ」チェックリスト
□ 全身がだるい、倦怠感がありやる気がでない
□ 頭がボーっとする
□ 頭痛がある
□ 吐き気がある
□ めまいがある
□ 下痢をしている
□ 便秘をしている
いくつ当てはまりましたか?
これらの症状の中から1つでもあてはまったら、夏バテの可能性が高いんです。
出典:www.curejoy.com
中でも注意すべき症状は頭痛と吐き気。夏バテが原因の頭痛は温めることが大切。また水分不足も頭痛の原因になるので注意です。吐き気対策には水分補給が重要。あまり冷えていないスポーツドリンクがおすすめです。
夏バテの原因にはどんなものがある?
屋内と屋外の気温差
屋外と冷えた室内の急激な温度差は体力を消耗します。また冷房の効きすぎた部屋にずっといると、自律神経が乱れて夏バテの原因に。
発汗の異常で、体温調節ができなくなる
高温多湿の環境で汗の出口周辺が詰まり、発汗がうまくできなくなったり、長時間屋外にいると発汗が過剰になったり。体の水分も不足し、夏バテを引き起こします。
不十分な睡眠
熱帯夜の影響で寝つきが悪い、眠りが浅い…。これでは疲れがとれるどころか溜まってしまい夏バテの原因に。
出典:running.competitor.com
冷たい食べ物・飲み物ばかりを摂っている
冷たいものの飲みすぎは、胃腸の働きを低下させ、食欲不振を招きます。
今すぐ実行したい!夏バテの対処・治療法
高エネルギー、高ビタミンの食材を食べましょう
玄米、豚肉、ウナギ、豆類、ねぎ、山芋、ほうれん草は疲労回復に効果的。また食欲増進効果のある辛いものや酸味のあるものを食べるのも良いでしょう。
出典:www.letsgohealthy.org
室内外の温度差は5℃以内に
自分で温度調節ができないところでは、上着などで体温を調節して。
良質な睡眠をとる
暑く寝苦しいときは氷枕や寝ゴザ、竹シーツを使用してみて。また寝る前に部屋を冷やしておき、寝るときはタイマーを活用しましょう。
こまめな水分補給を
冷たい物を一気に飲むと体に吸収されにくいので、温かい飲み物を少しずつ飲みましょう。特に子供は体に保てる水分の量が少ないので、早めに水分補給をさせましょう。ジュース、アルコールは控えて!
出典:www.active.com
市販の薬も活用して
疲労感が続くときは、疲れやだるさに効果があるビタミンB1、B6、B12が配合されたビタミン剤やドリンク剤を活用してみましょう。
症状が長引くときは病院で診察を
夏バテの症状が長期間続くときは、夏風邪を引き起こしたり、重い疾患が隠れている場合も。夏バテと似た症状は、急性肝炎、糖尿病、うつ病、バセドウ病、慢性疲労症候群などが。自己判断せず医療機関で診察を受けましょう。
出典:www.returnofkings.com
増えているクーラー病(冷房病)は、実は夏バテとは違う!
夏バテで体がだるい、食欲がない人も多いかと思いますが、実はその夏バテのような症状は、クーラー病(冷房病)かも。クーラー病と夏バテは原因が違うため、対処法も異なります。
クーラー病は、冷えすぎが原因による体調不良のこと。室内外の温度差や一日中冷えた室内にいることで自律神経失調症になり、倦怠感や疲労感などを引き起こします。
クーラー病(冷房病)の対処や治療法は?
体には暑いときは汗をかいて体温を下げるという調節機能がありますが、冷房の効きすぎなどで体温を下げる必要がなくなり、暑くても汗をかけなくなってしまいます。以下のことに注意してみましょう。
出典:www.care2.com
クーラーは暑いときだけ
扇風機やすだれの活用もおすすめ。除湿機能も利用してみて。また室内外の温度差は5℃以内に。ずっと室内にいる人は、時々外に出ることも重要です
毎日湯船につかりましょう
シャワーだけではなく、ぬるめのお湯にゆっくりつかることで、血行がよくなり自律神経も安定します。
出典:www.amoils.com
冷たい飲み物・食べ物はなるべく避けて
血行をアップする食べ物を積極的に食べましょう。
玄米、根菜類(レンコン・ごぼう・人参・山芋・生姜・玉ねぎ)、魚介類(鮭・鰤・鯵・カニ)、発酵食品(味噌・醤油)、ネギ、カボチャ、ゴマ、干物など
まとめ
不快な夏バテ・クーラー病の症状。こまめな水分補給や、栄養バランスの良い食事、クーラーに頼りすぎないなど、日ごろの生活習慣から対処することで、元気に夏を乗り切りましょう!
特に普段がんばっている人ほど、自分の体調の変化に気づきにくいもの。
ほかの病がかくれていたなんて場合もあるので、調子が悪いときには自己判断をせず、早めに医療機関を受診しましょう。