妊娠を心待ちにしている方は、日常生活の中でのささいな体調の変化から「妊娠したかも?」と感じることがあると思います。その中でも、おりものの変化には敏感になるようですね。
妊娠検査薬の使用できる前の、妊娠3週目頃から出る妊娠超初期症状のひとつとして、おりものの変化があり、量が多い・少ない、色も黄色や茶色、白いおりものなどから、妊娠の可能性に気付くことができるので、妊娠を希望している方は、事前におりものの変化について詳しく調べておくといいですよね。
そこで、この記事では、妊娠超初期のおりものの、色や量の変化について、ご紹介したいと思います。
妊娠超初期のおりものはどうして変化するの?
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おりものとは?
おりものは、膣内および子宮頚管から分泌されるものと、そこからはがれ落ちた古い細胞の混合物で、粘り気のある液状のものです。膣内の細菌の繁殖を防いだり、排卵時の受精の手助けをしたりしています。通常時は、透明から白っぽい色をしています。
おりもの変化の原因は?
受精卵が着床すると、黄体ホルモンが分泌されて、子宮の収縮を抑制します。この黄体ホルモンが、おりものの変色の原因と言われています。
また、着床時に出血する場合もあり、この血がおりものに混ざって茶色になることもあります。
妊娠超初期のおりものは、量や質感、色やにおいに注目!
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量は少ない?多い?
普通は、排卵期におりものの量が最も増えて、その後減っていくのですが、妊娠すると、量が増えることが多いようです。ただ、普段からおりものの量が少ない方は、あまり変化を感じられないかもしれません。
サラサラ?ネバネバ?質感は変化する?
質感としては、妊娠すると通常時に比べてサラサラになることが多いようです。しかし、これも個人差があるので、いつものおりものと違うかどうかに注目してください。
色は?
黄色であることが多いようです。ただ、前述したとおり、着床出血が混じり茶色になる場合もあります。あとは、白かったり、クリーム色だったり、分泌される黄体ホルモンによって変化するようです。
においは?
無臭になることが多いようですが、においの変化を感じる妊婦さんは少ないようですね。
こんなおりものには注意!?
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ピンク色や真っ赤な場合
おりものがピンク色だったり、真っ赤だった場合、不正出血している可能性がありますので、早めに受診するようにしましょう。
悪臭がある場合
おりものの臭いがいつもよりきつく、悪臭がする場合、細菌性膣炎やクラミジア感染症など、何らかの病気にかかっている可能性があります。
黄緑色の場合
おりものが黄緑色の場合も、婦人科系の病気の可能性があります。
泡状でかゆみがある場合
おりものが泡だっていて、かゆみがある場合、トリコモナス膣炎の可能性があります。
妊娠超初期のおりものが出たら、日常生活ではこんな事に注意!
清潔に保つ
妊娠すると、免疫力が低下するため、病気になりやすい状態になっていますので、感染を防ぐために清潔に保つようにしましょう。
弱酸性の石鹸でやさしく洗って、汚れた下着はこまめに交換するようにしましょう。おりものシートを使用する場合は、蒸れやすいので、汚れたらすぐに交換するようにしましょう。
体調の変化に注意
体調が悪くなると、おりものの臭いがきつくなったり、ネバネバしたものになったりします。妊娠中は特に体調の管理をしっかりしましょう。
おわりに
いかがでしたか?
妊娠時のおりものの変化に気づくには、普段からおりものの状態をよく観察しておくことが大事です。また、おりものは、妊娠だけでなく、病気の可能性にも気づかせてくれるので、「下着が汚れるからキライ」などと思わないで、仲良くつきあうようにしてくださいね。