お中元お礼状のビジネス上の正しい書き方!はがきでも良いの?例文付きで解説!

お中元の季節ですね!「日ごろの感謝の気持ち」をお中元に込め、親類や取引先はもちろん、身近な友人や同僚へ送ることも近年では珍しくないようです。

お中元をいただいたら、「お礼状」を送ることは分かっていても、特にビジネス上で、お仕事絡みでいただいた場合は、はがきでも良いのか、便箋じゃないとダメなのか?など、失礼がないようにと、神経質になってしまいがちです。

今回は例文を掲載しますので、今後のビジネスのお付き合いをより良いものにするためにも是非参考にして下さい!

お礼状のいろは!


出典:careerpark.jp

お礼状ははがきじゃだめ?

お礼状は、便箋に手書きで書くのが正式とされていますが、相手の立場に関わらず、はがきで済ませても無礼と言うことはありません

便箋かはがきかの形態ではなく、お中元を受け取ってからすぐに先方へ感謝の気持ちを伝えることが、ビジネスでは何よりも大切なことなのです。

もし、はがきではなく便箋を使う場合は、縦書きのもので、柄なし・無地のシンプル且つ上品なデザインのものを使用しましょう。

お礼以外も書くの?

親兄弟や親しい友人などに対しては、簡略的なもので全く問題はありませんが、ビジネスシーンとなるとそうは行きません。お礼状は、頭語から入り結語で終わらせる、全体の流れが存在しています。

具体的なお礼状の基本的な構成は、次の6つです。

  1. 頭語
  2. 時候のご挨拶
  3. お中元のお礼
  4. 相手への心遣い
  5. 結びの言葉
  6. 結語

最後に、日付と名前を入れます。

お礼状の例文

お礼状の例文を3つ紹介します。正式には縦書きとなりますのでご留意下さい。

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例文1:

拝啓 盛夏の候 貴社におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

さて、このたびはご丁重なお中元の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。

日ごろ私どもの方こそお世話になっておりますのに、過分なお心遣いをいただき、恐縮に存じます。

これから暑さが本格化しますので、皆様におかれましてはどうぞご自愛くださいませ。

略儀ながら書中をもってお礼申し上げます。

敬具

平成○○年7月

○○株式会社
○○○○

出典:bettys-life.com

例文2:

拝啓 盛夏の候 貴社におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

このたびはお心のこもったお品をお送りいただきまして有難うございました。

いつに変わらぬお心くばり、大変恐縮に存じます。

本日別便にて、心ばかりの品をお送り致しました。お口に合うかわかりませんがご受納下さい。

貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げますとともに、今後とも変わらぬご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。

略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。

敬具

平成28年7月

○○株式会社
○○○○

おわりに

いくらビジネス関係でのお中元とは言え、先方の感謝の気持ちがしっかり込められています。面倒くさいから要らない!と思っても、お中元は季節のご挨拶でもあり、日本の習慣の一つですから快くいただきたいものです。

ビジネス用のお礼状は、若干堅苦しくはありますが、書き方さえ分かれば難しいことはありません。いただいたら、お礼状はマナーとして必ず送りましょう。

また、お礼状を送る前に先に電話を一本入れるのも好印象です。後日先方にお会いした際は、改めてお礼を述べるのも忘れないでくださいね。