妊娠したい女性にとって、基礎体温は、体からの重要なサインになります。
もともと体温が低めの場合、基礎体温から本当に妊娠がわかるのか、不安になりますよね。
今回は、基礎体温が低くて、見本のようにきれいな二層を描かないときや、グラフがガタガタだけど、妊娠は可能か?といった不安にお答えしたいと思います。
高温期でも、不安定なガタガタタイプの方も参考にしてください。
基礎体温が低い場合
妊娠したい女性は、自身の体の状態をしっかり把握するためにも、基礎体温をつけていることが多いですよね。
ただ、妊活情報などで見る基礎体温の一般的な情報より、明らかに体温が低いという女性も意外にいます。
「基礎体温が低い=妊娠しにくい」と思っている方もいるようですが、これは、ほとんど方に当てはまらないと思ってよいのではないでしょうか。
情報誌やネットなどで見る基礎体温の二層グラフは、あくまでも見本なので、必ずしも同じような体温で下降したり、上昇したりするわけではありません。
普段の生活習慣などで、体を冷やすようなことがあれば、温める習慣に変えてみるなどの工夫をすることで、気持ちも楽になることもあります。
万病の元である「冷え」対策をすることで、基礎体温も本来自分の体の個性に合ったものに変化する可能性はあるでしょう。
基礎体温からわかること
基礎体温を測りだしたら、やはり、数字だけでなく、グラフにしてみることが大切です。
体温が低めだなと感じている場合、高温期との差が0.3度以上であれば、問題ありません。
数字だけだと低いと思えても、グラフにすることで、自分の基礎体温の個性が見えてきます。
こんな基礎体温は要注意!
基礎体温をつけ始めて、1か月くらいだと、高温期も低温気もわかりにくい、どちらの時期もガタガタしたグラフになり、安定しない…ということも実は結構あることです。
その原因として挙げられるのが、
- 睡眠不足の時がある
- 測る時間がバラバラ
- 舌下できちんと測っていない
- 不規則な生活
上記のようなことがなく、きちんと測っていても、低温気も高温期もガタガタしたグラフになってしまうのは、いくつか要因があります。
高温期も低温気もあまり区別がなく、ガタガタした状態
これは、排卵自体がなかった時、そういった形になることが多いようです。ただし、生理が正常な場合でも、ホルモンのバランスなどで無排卵になることも。
数か月計測してみて同じ状態なら、早めに専門医に相談してみましょう。
高温期が9日以内で終わってしまう
この場合、黄体機能の不全の可能性があります。数か月計測しても、同じようなグラフになるときは、産婦人科に相談しましょう。
ガタガタしたグラフでも、14日以上明らかに高温期が続いているなという場合は、妊娠の可能性があるので、妊娠検査薬を使用してみることをお勧めします。
おわりに
私自身も、妊活をしていた時は、基礎体温の低さや、きれいな二層を描かないグラフに落ち込んだりもしました。
失敗するダイエットは、数字にこだわりすぎることと言いますよね。毎日体重計に乗って、増減にばかり目がいってしまうと、どんなボディを目指していたか忘れてしまうので、結果的には成功しにくくなるようです。
基礎体温も一緒で、見本通りにならなくても、自分の基礎体温の形を把握することが大切ですよね。
自分の体に向き合えるのは、自分だけですから。ゆったりとした気持ちで、ストレスをなくすことが、一番かもしれませんよ。