月見団子,作り方,レシピ,関西,関東,月見団子 作り方レシピをまとめました♪
まだ残暑が厳しいですが、秋の行事と言えば、十五夜の「お月見」ですね!
2016年のお月見は、9月15日です。お団子は簡単にスーパーなどで手に入るので、十五夜はご家族でお団子食べるのが恒例となっているご家庭は多いのではないでしょうか。
でも、この団子・・・実は関西と関東で違うって知っていましたか?お雑煮のように、お団子の形や飾り方も違うんですよ。同じ日本なのに不思議ですね・・・
今回は、そんなお月見の歴史をはじめ、月見団子の作り方レシピをまとめました♪
お月見とは
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旧暦の8月15日に、満月を鑑賞する日本の風習の一つで、「中秋の名月」や「仲秋の名月」などと呼ばれます。お餅やお団子などをお供えして農作物の豊作祈願と秋の収穫に感謝する日として中国から伝わったと言われています。
日本では平安時代より十五夜に観月の宴が開催され、歌を詠み、お酒を嗜み、まんまるのお月さまを眺めていたようです。
なぜお月見にお団子?!
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「月」は、満ち欠けによって暦が作られる基となったり、頻繁に歌に詠まれたりと「月」自体の存在が非常に特別なものだったようです。その「月」を秋の収穫の中で最も重要な食物である「米」でかたどったのがお月見団子の有力説です。
お団子における関東と関西の違いとは?!
大きな違いは、「お団子の形」と「飾り方」です。
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関東の主流は丸形の団子をピラミッド型に積み上げる形。お団子の味は少量の砂糖を加える、または無糖のもの。飾り終えたあとは、みたらし団子などにして食することが多いようです。
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一方、関西は里芋の形をしているのが特徴。団子のまわりに、こし餡がついているのが主流で、積まずに平らに並べます。まれに、こし餡ではなく、きな粉バージョンもあるそうですよ。
関東と関西のお月見団子で共通しているのは、お団子を作るベースが、団子粉や白玉粉、上新粉で作ること。また、十五夜にちなんで一寸五分サイズのお団子を15個並べることです。
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ちなみに愛知県の名古屋のお団子は、しずく型。ういろうに似せているのかピンクやグリーンなど可愛い色をしています。
月見団子の作り方!~基本編~
- 材料(お団子約15個)
- 上新粉または団子粉…150グラム
- ぬるま湯または水…150CC
作り方
1.ボールに粉を投入、耳たぶくらいの固さまになるまで水を少しづつ加え、練る。
2.鍋にたっぷり湯を入れ、コンロに火をつけましょう。
3.生地を15等分し、ひとつづつ団子に丸める。
4.お湯が十分沸騰したことを確認し、団子を投入。
5.団子に火が通ると色が白っぽく変わり、上に浮いてくるので、浮いた団子をすくい、冷水のボールの中で冷やして・・・出来上がり♪
6.最後に器へ綺麗に飾りましょう♪
基本さえマスターすれば、あとは洋風・和風とアレンジは自由自在!お月見に限らず、お子さんのおやつや食後のデザートにも最適ですよ。
さいごに
お月見にはお団子というイメージが強いですが、お団子ではなく里芋だけをお供えする地域もあるようです。また、中国ではお月見を「中秋節」の祝日として盛大に祝い、月餅を食べる慣習となっています。
国や地方により慣習やお供え物、またお団子の違いはありますが、月への思いや収穫物への感謝の気持ちはみんな同じですね。この先、何百年何千年と継承されて行くことを切に願います。
お月見の日には是非ご家族でお団子を作って、お月さまを眺めながら語り合う、素敵な十五夜を過ごしましょう!