月の満ち欠けのしくみを子供に聞かれたらこう説明しよう!

秋は夜が長く、その分お月さまを眺める機会が多くなると思います。小学生以下の子供がいると、丸いお月さまが日々姿を変えていくことは、きっと不思議でならないことですよね。

童話や昔話などでも、よく月の満ち欠けにちなんだお話があります。絵本の読み聞かせをしている時なら、ロマンティックですが、理科のお勉強となると話が違いますよ。

「今日のお月さま、まん丸だね…、今日は細いお月さまだね…」とだけ言っていられるのもわずかな期間です。

日中の太陽は、姿を変化させることはないのに、お月さまは、満ちたり欠けたりと、一定期間で変化していくので、そのしくみを知らない子供たちには不思議な存在になるのではないでしょうか?

子供の知的好奇心を育むために、今回は、子供に説明できる月の満ち欠けのしくみについて、まとめてみました。

月の満ち欠けのしくみ


出典:matome-naver-jp

月は、地球の周りを公転していますが、1周するまでの期間は約29.5日と言われています。それに対して地球は反時計回りに1日つまり約24時間かけて自転しています。

太陽が沈むと現れるはずの月ですが、太陽が出ていても、実は空のどこかに存在しているのです。明け方や夕方に、太陽と同時に白い月を見つけたことありませんか?

光り輝くだけの月ではない、惑星のような月は少し不思議な存在ですよね。


出典:net1010-net

公転も自転もしない太陽が一番外側にあり、月があり、地球があるという位置関係において、太陽に照らされた部分に地球の影が反射されたとき、月の見え方が変わってくるのです。

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つまり、地球から見て、「今日は満月だな」というときは、地球から見える部分すべて太陽の光が当たっているということ。

反対に、地球から見て「今日は新月だから月は何も見えない」というときは、地球の影が太陽の光を遮る位置にあるため、そこにあるはずの月が、光に当たらないため、見えないということになります。

そう考えれば、三日月に見えるときは、その部分しか太陽の光が当たらない位置関係にあると言えますね。

月の満ち欠けのイメージ図

言葉で説明だけすると、天体の勉強をしていない子供には、イメージがつきにくいことが多いようです。

できれば、簡単でもいいので、図を描いたりして説明すると、「あ!そういうことか!」と納得するのも早くなると思いますよ。

下の図を参考にしてみてはいかがでしょう?

月の満ち欠けのしくみ動画編

絵の説明もちょっと苦手…という人も中にはいますよね。そんな時は、動画を見ながらの説明も便利ですよ!子供に説明する前に覗いてみてはいかがでしょうか?

おわりに

太陽の光を思いっきり浴びることは、元気がいっぱいになるイメージがありませんか?昔から、太陽と月は「陽と陰」の比較などで用いられてきました。太陽は日中なので明るく、月は夜なので暗い。

でも、お月さまの影響は引力と深い関係があり、潮の満ち引きや、自然界の植物にも影響したり、はたまた、私たちの感情をも左右すると言われています。

日光浴ならぬ月光浴も最近では注目を集めています。月光浴は、日光浴同様に、月の光を浴びることですが、月の光を浴びると脳内のポジティブなホルモンが増えると言われています。デトックス効果も期待できるようですよ!

もうすぐお月見のシーズン。まん丸お月さまを愛でるだけでなく、月の満ち欠けのしくみを、子供に説明しながら、リラックスできる月光浴も楽しんでみてはいかがでしょうか。