インフルエンザの流行する季節がやってきました。テレビのニュースなどでも、地域によっては、流行りだしているなんて話を耳にすると、「そろそろ予防接種しておくか」ということを意識しますよね。
小さいお子さんや、学生の間であれば、ある程度の時間の余裕もありますから、接種するタイミングを大人の方で管理することは可能です。
ただ、会社勤めをしていると、なかなか時間的に難しかったり、自己負担になるため、医療機関によっては価格が変わってきたりするので、なかなか積極的に予防接種を受けようとはしないかもしれませんね。
でも、知っていましたか?インフルエンザの予防接種は、福利厚生で会社負担にできることもあるのですよ。
自己負担は厳しいけど、会社が負担してくれるのなら、やっておこう!と思う人のために、今回は、インフルエンザの予防接種が会社負担になるかを調べてみました。
また、社会人がインフルエンザにかかってしまった場合、学生のように出席停止になったりするの? 休んでいい期間はあるの?何日くらい休めるの?といった疑問もあわせて調べてみました。
インフルエンザの予防接種は会社負担になるの?
子供の受験がある、または家族で旅行に行く予定などがある、といった明確な「理由」があれば、予防接種は当然のように済ますことができますよね。
でも、これまでかかったこともない、わざわざ病人がいる医療機関に行って、逆に病気になってもな…と、これといった「理由」がなければ、自らすすんで予防接種には行かないかもしれません。
予防接種の費用は、病院によって違いがあるのは確かです。一般的には、安いところで2000円位から、高いところだと5000円以上というところもあるようです。
また、インフルエンザの予防接種は、あくまでも予防措置なので、個人で負担した場合でも、医療費控除の対象にはなりません。
ただ、会社がその費用を福利厚生費として負担してくれる場合というのも、実は存在しているのです。
その条件は以下の3点です。
- 予防接種が業務上必要であると認められている
- 予防接種を希望する人全員にその機会があたえられていること
- 予防接種費用が不相当に高くないこと
以上の条件が揃えば、福利厚生費として認められることが多いようですよ。
インフルエンザが会社で蔓延したら、学校のように閉鎖することができませんから、予防することが会社の利益に影響するのであれば、担当部署も会社負担で予防接種を強制する場合もあるようです。
それでもインフルエンザにかかってしまったら?
インフルエンザはご存知のように、A型・B型、最近では新型なども出てきていますよね。
予防接種では、その3種類すべてに対応しているということはないので、残念ながら、接種していても、違う型のインフルエンザにかかってしまう人もいるようです。
仕事を休んでは、会社に迷惑がかかるからと、マスクをして出勤してしまう人もいます。どうしてもキャンセルできない仕事が入っており、熱が少し下がったからと、無理して出勤してしまう人もいます。
でも、インフルエンザは普通の風邪とは違って、非常に感染力が強いものであり、発症期間も長くなっています。風邪の時よりも高熱になりやすいので、
他人に感染させないという意味でも、もしかして?と思ったら、すぐに医療機関を受診して、インフルエンザウイルスが体内に存在しているか検査をしてもらいましょう。
そこで、インフルエンザと診断されたら、会社に連絡をして安静にして、しっかり休養を取るようにしてください。
どのくらい休んだ方がいい?
学生の時は、その学校で定められた発症後の復帰の目安があるので、それに従い、医療機関から証明書を発行してもらえば、インフルエンザによる欠席という扱いになります。
では、社会人の場合はどうでしょうか?
インフルエンザは潜伏期間が短いのが特徴ですが、発症の前日から、発熱して5日位をかけて、ウイルスを体外に排出すると言われています。
ですから、その期間は他の人に感染してしまう恐れがあるということになりますので、熱が下がったとしても、外出などは控える方がよいでしょう。
インフルエンザであれば、有給休暇になることが多いようですが、不安であれば、事前に確認しておくことをお勧めします。
おわりに
私が子供の頃は、毎年小学校で集団のインフルエンザ予防接種を受けていたような記憶があります。
最近はほとんど個別で、各家庭の判断に任せることが一般的ですよね。
毎年予防接種を受けていても、違う型にかかってしまう人もいれば、予防接種を受けなくても、インフルエンザにかからない人もいます。
もちろん自分がかかってしまったり、家族がかかると看病が大変だということだけでなく、自分が感染源にならにようにするためにも、予防接種は受けておいた方がいいのかもしれませんね。