「着床痛」という言葉を聞いたことがあるプレママさんは多いと思います。
初めての妊娠出産という経験をするうえで、やはり不安になるのは、出産時の「痛さ」ではないでしょうか。
産みの苦しみという言葉があるくらい、想像したことのない「痛さ」に対する不安は計り知れませんよね。
だからこそ、「痛さ」という言葉にも敏感になってしまうかもしれません。
今回は、そんなプレママさんの不安を少しでも和らげたいと思い、着床痛についてまとめてみました。
着床痛っていつごろ起こって、いつまで続くの? 期間や時期ってどうなの?など、本当に素朴な疑問が解決できると思いますよ。
着床痛とは?
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妊娠の可能性がある時期に性交をしたとき、卵子と精子が出会って、受精しますが、受精卵の定住地である子宮にたどり着くまで、3日から5日かかると言われています。
その後、無事に子宮に到着して、その子宮内膜に定着するまでにそれから2日から3日かかるようなので、実際「着床した」と言われるのは受精から7日前後になります。
この着床したときに出る痛みを「着床痛」と呼びます。
着床痛はいつごろ起こる?
「着床痛」と呼ばれる症状は、先ほども出たように、受精後7日前後になりますが、実は、妊娠したら必ず起こる現象というわけではありません。
現代の医学でも根拠のあることではなく、プレママさんの体調を著しく悪化させるような痛みではありません。
通常起こりうる妊娠初期の症状では、つわりがありますが、このつわりの症状にも個人差があるように、着床痛も全く感じないという人も多いようです。
妊娠したら、当然ながら子宮の様子も変化しますし、ホルモンのバランスも崩れるわけですから、何だかお腹が痛いけど、これが着床痛かも!?と思っても、医学的根拠がない症状であるということは、忘れないでくださいね。
着床痛はいつまで続く?
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着床が排卵から1週間前後になるので、もし妊娠していなかったら始まるはずの生理予定日のだいたい1週間前くらいが、着床痛をおこしやすい時期と言えるでしょう。
ですから、排卵痛や生理痛との区別はつけやすいかもしれません。
普段から基礎体温をしっかりつけていれば、尚更、その時期の下腹部の痛みは「着床したかも!」という判断はしやすいとも言えますね。
ただ、着床痛と思われる痛みも、その日1日だけという場合もあるし、何だか何日も不快な症状が続くなという人もいるので、個人差があるのは確かです。
着床痛の症状とは?
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では実際に、着床痛を体験した人の症状は様々ですが、生理痛に似たチクチクした痛みや、鈍いながらもズキズキしたと感じることもあるようです。
着床した際、やはりそれまでは存在しない命の種が根を伸ばすわけですから、子宮は違和感を覚えるのは当然かと思います。
ですから、痛みを感じるのも子宮であることも多いですが、中には、子宮より足の付け根、股関節、恥骨回りなどがズキズキ痛むという人もいるようです。
妊娠したら、ホルモンバランスの乱れの影響もあり、普段より痛みに敏感になるかもしれません。
不安な気持ちで我慢するのは、お腹の赤ちゃんにも良い影響はないので、医療機関に相談するのが一番です。
もしかしたら、別の病気が隠れていることもありますので、痛みが長引いている、我慢できないほどの痛みなどが出たときは、すぐに受診しましょう。
おわりに
実際出産してみないと、「あの痛み」は本当にわかりません。ただ、痛みの感じ方は人それぞれであるのも確かです。
「痛いからもう二度と無理!」という人もいれば、「思ったより痛くない!子だくさんいけちゃう!」という人も…。
だから、必要以上に怖がらないで、お腹の中に幸せの種を育ててるという思いで、笑顔で妊娠ライフを楽しんでもらいたいと願います!