最近の缶詰はバラエティに富んでいて、おつまみからおかずの一品になりそうなものまでありますよね。
そんな中でも、ちょっと不思議な位置にいるのが、「コンビーフ」です。
独特のフォルムなので、興味をそそられませんか?そのまま食べるか、一工夫できるのか?
今回は、そんなコンビーフの食べ方についてまとめてみました!
そもそもコンビーフとは?
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コンビーフって、そもそも何が原材料かご存知でしょうか?
英語で「CORNED BEEF(コーンドビーフ)」は塩漬けした牛肉のことを指しますが、名前はこのCORNED BEEFから由来されています。
日本では、塩漬けしただけの牛肉を、煮沸してからほぐして、調味料や食用油脂などを加えて缶詰にしたのです。
コンビーフの缶詰の形の秘密
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コンビーフというと、あの独特の台形の形が一般的ですよね。あの形にはちゃんと理由があります。
台形の大きいほうから肉を詰めていくことで、中の空気を追い出して、缶いっぱいに詰めることができるんです。そうすることで、肉自体の酸化を防ぐことができるんですね。
コンビーフの食べ方
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お肉の缶詰ですから、開けてからは調理が必要に思っていませんか?実はコンビーフは缶から開けて出して、そのまま食べることができるのですよ。
製造工程でしっかり味がつけられているので、スライスしたり、軽くほぐしたりすれば、お酒のおつまみとしては喜ばれます。
もちろん、野菜と炒めたりするのもいいし、パンにはさんでもボリュームあるサンドイッチができます。
コンビーフの簡単レシピ
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コンビーフを使った簡単レシピをいくつか紹介しましょう。
どれも手軽に簡単に出来上がるものばかりなので、コンビーフを常備しておくとよいのではないでしょうか!
コンビーフと野菜の炒め物
作り方:
ほぐしておいたコンビーフと乱切りしたキャベツを炒めて、塩コショウで調味する。
ジャーマンポテト
作り方:
ジャガイモはゆでてから皮をむき、5㎜程度の小口切りにする。薄切りにした玉ねぎとほぐしたコンビーフと一緒に炒め、バターを加えて焼き付けるようにする。塩コショウで味を調える。
ふんわりオムレツ
作り方:
卵を割り、塩コショウ、マヨネーズ、少量の牛乳を入れてかき混ぜる。フライパンに卵を入れ、よくかき混ぜながら、半熟の状態でほぐしたコンビーフを4分の1程度入れて、包み込むようにはさむ。
その他
他にも、お好み焼きに入れたり、春巻きに入れたり、かき揚げやコロッケにも入れることで、普段とは違う、ジューシーでボリュームのある1品に仕上がります。
おわりに
私が子供のころはコンビーフって、割とどの家庭にも、常備してあったような気がします。
ちょっと大人の味という気がしたので、缶詰みても、『わーい!今日はコンビーフだ』といったテンションの上がり方はしなかったことは覚えています。
そのうち、缶詰常備がツナ缶に代わっていったので、久しく見ることはありませんでした。
でも、コンビーフは時代を経ても、缶詰の形が変わることなく、ずっと愛されてきたと思うと、また、常備したくなりました。