四季折々に見せる美しい山景色は日本ならでは。この秋のおすすめは、中央アルプス「千畳敷カール」です。下から見上げるのも良いですが、ロープウェイに乗り、風景が変わっていく様は何ともいえず別天地に来たようです。
そんな千畳敷カールの、[today_date]年の紅葉の見頃と時期をご紹介したいと思います。また人気の行楽地、混雑情報も気にしながら、アクセスの方法もお伝えしますね。
千畳敷カールって?
出典:s.eximg.jp
日本アルプスのうち、中央アルプスの駒ケ岳に「千畳敷カール」はあります。「千畳敷」は畳千畳分くらいの広さ、「カール」は氷河の浸食によって半椀状に削られた窪地のことです。
この千畳敷カールは、驚くほどの絶景です。特に紅葉が見事。麓からロープウェイで行くことが出来ますが、ロープウェイを降りると遊歩道があり、登山気分で紅葉を楽しむことが出来ます。
主な紅葉樹林は、ナナカマド、ダケカンバです。その他にたくさんの草紅葉もあり、チングルマ シラタマノキ、ハクサンフウロ、ウラシマツツジ、コケモモなどが見られます。それらが、氷河が削った岩肌に鮮やかに映えています。
千畳敷カールの見ごろや、見どころは?
北海道を除いて、どこよりも早く葉が美しく色づき始める「千畳敷カール」。毎年9月中旬あたりから、紅葉し始めます。9月の下旬ころから10月の上旬くらいまでが紅葉の見ごろになります。
そして、10月中旬からだんだんと町へと染まるように紅葉していき、約2ケ月間この美しい景色を楽しめるというわけです。
麓の「しらび平」から「千畳敷」まで、ロープウェイで上ります。約8分間、次第に遠ざかっていく街並みを見下ろしながら到着。終点には遊歩道があり、約40分間ハイキングを楽しむことが出来ます。
歩きやすい道なので、登山はちょっと、という方にも楽しめるのではないでしょうか。でも、平坦と言ってもやはり「山」なので、動きやすい服装をおすすめします。
バスやロープウェイでの混雑は免れませんが、ここは千畳敷と言われるほどの広さ。たっぷりと紅葉を楽しむことが出来ますよ。
千畳敷カールまでのアクセスは?
紅葉シーズンは特に土日祝日はとても混雑するので、早い目のお出かけでも覚悟が必要です。車の場合は、中央自動車道「駒ヶ根IC」を降りて菅の台バスセンターまで行きます。ここからは車の進入規制があるので、駐車場(600円)にとめて、しらび平までバスで移動。ロープウェイに乗り換えます。
電車の場合は、JR飯田線駒ヶ根駅から駒ヶ岳ロープウェイ線バスしらび平行きに乗り換えて、ロープウェイで千畳敷へ。
バスもロープウェイも、かなりの行列です。休日の午前中は3時間待ちもあるほど。午後になると混雑もましになってきますが、まだまだ混雑が続きます。
おわりに
険しい山岳のあいだに千畳敷カールはあり、そのギャップも別世界に来たような感覚にさせます。広々とした雄大な様は、日頃の悩みや鬱憤なんか吹っ飛んじゃいますね。
何か行き詰ると、山や川を眺めたりして気分転換にしているのですが、まだ千畳敷カールには行ったことがないので、今年は行ってみようと思います。
行ったことがない人も行ったことがある人も、[today_date]年秋、千畳敷カールへ是非出かけてみてくださいね。