生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳やミルクを飲んですくすく育ちます。母乳やミルクは栄養価が高いので1歳くらいまで、それで乗り切れれば、ママの負担も軽くなりますが、さすがに、それは無理ですよね。
大人と同じような食事になるのは、だいたい1歳半くらいが目安となります。1歳ごろから移行期と考えると、じゃあ、離乳食って一体いつごろから始めればいいの?と悩んでしまうママも多いようです。
そんな悩めるママたちの離乳食事情を、初期、中期、後期に分けてまとめてみました。進め方の参考にしてみてくださいね。
離乳食はいつから?
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ここ10年くらいで、離乳食の開始時期や与え方など、昔と比べて変わってきているのをご存知でしょうか?
確かに、以前は、『離乳食は生後4か月ごろから、スタートはりんごやみかんなどの果汁から』ということが主流でした。
しかし、現代はアレルギーのリスクが高いことなどの問題があり、離乳食のスタートもゆっくりになってきました。
もちろん個人差はありますが、生後5か月か6か月過ぎたころからのスタートで十分でしょう。
離乳食スタートの合図とは!
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5か月や6か月になったから、すべての赤ちゃんが、離乳食へ移行すべきということではありません。赤ちゃんによっては、スロースターターの子もいますからご安心を。
ただ、赤ちゃんなりに「離乳食に挑戦してみようかな…」という合図があります。
大人の食べ物に興味を示したり、食べ物を見て、よだれをたらすといった大人からみて、「あれ?食べたいのかな?」と思える様子以外に、ベビースプーンを口の中にそっと入れてみると、押し出さなくなるというのが、もっともわかりやすいスタート合図になります。
固いベビースプーンが口の中に入っても、異物ではないと判断できたので、これは赤ちゃん側からの、GOサインと思ってよいでしょう。
離乳食初期のスムーズな進め方
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赤ちゃんにとって、母乳やミルク以外のものは、最初は異物という認識になります。それでも生きるため、果敢に挑戦していく赤ちゃんには、おいしくて甘いものをあげたくなりますよね。
昔は果汁などからスタートしていくことが普通でしたが、それでは主食である米などを与えたとき、その味気無さから食べなくなってしまうことがあったようです。
離乳食スタートはお粥から
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その点から、離乳食のスタートメニューは、10倍粥からが良いのです。この頃は、おいしいとか味気ないとか、そういうレベルで考えるのではなく、食べることに慣れていくと考えたほうがいいですよ。
量で考えるなら、ベビースプーン1さじです。
それから赤ちゃんの様子を見ながら、徐々に進めていくとよいでしょう。
この頃は、まだ母乳やミルクと併用なので、離乳食から摂る栄養面はあまり考える必要はありません。
離乳食中期や後期の進め方は?
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さて、10倍粥にも慣れてきたら、野菜ペーストなども加えてみましょう。初めての育児だと、慣れないことも多く、心身ともにくたくたになってしまうこともありますよね。その上、離乳食作りは大変です。
最近は市販のベビーフードも、味やメニューもバラエティに富んできています。すべて市販品でというのもさみしいですが、上手に取り入れながら、赤ちゃんの好みを見つけたり、ちょっとひと手間加えるだけでも、離乳食作りを楽しめます。
離乳食中期になると、赤ちゃんの食べ方などもよくわかってきますから、その子に合わせて、固さなどを工夫していくと良いでしょう。
離乳食を進めていく上での注意点
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離乳食を作る期間は、振り返ってみると、思ったより短いものです。最近、その中で、注意が必要なのが、アレルギー対策です。新しい食材に挑戦するときは食べた後、しっかり赤ちゃんの様子を見ておきましょう。
食べた後、様子がおかしい時は、速やかにかかりつけのお医者さんに診てもらいましょう。
おわりに
赤ちゃん時代の離乳食というのは、もちろん内蔵機能に合わせて、大人食への準備段階といえるものです。でも、それだけではなく、大きくなったあとの食生活に、割と深く関わっているのではないかなと思います。
離乳食の時期に、色々な食べ物を口にすることで、おいしい記憶を舌に残してあげるという役割も担っていると考えれば、様々な食材を用意してあげることもママの楽しみになっていくはず!
好き嫌いなく食べることができるということは、幸せの幅がうんと広がっていくのではないでしょうか。そんな長~い目で見ながら、離乳食作り楽しんでみませんか?