東北生まれの東北育ちの私、短い夏が始まると各地の夏まつりの情報に、心がそわそわしてきてしまいます。
ちなみに、私は秋田生まれのため、夏といえば「竿灯まつり」なのですが、同じく東北三大祭りのひとつになっている「青森ねぶた祭り」が非常に興味のあるお祭りで、「いつか必ず行こう!」と思っているお祭りのひとつなんです。
開催時期が重なるため、東北三大祭り(もしくは四大祭り)を梯子して観て回るツアーが多く組まれておりますが、「青森ねぶたが一番面白かった」という声をよく耳にするもので…。
秋田の人間としては、少々悔しいのですが、それほどまでに面白いというのなら、これはいつか絶対行ってみなくては!という気持ちでいっぱいなわけです。
と、いう個人的事情はさておき…。
「青森ねぶた祭り」ってどんなお祭りなのか?調べてみましたので今後の参考までに書き留めておきたいと思います。
迫りくる巨大な武者人形の山車と踊り狂うハネトたち!
出典:www.dydo-matsuri.com
この青森ねぶた祭りは、国の重要無形文化財に指定されている歴史あるお祭りです。先でも述べたように、仙台「たなばた」、秋田「竿灯」とならぶ東北三大祭りのひとつとなっており、その中でも最も評判の高い人気のお祭りが「青森ねぶた祭り」です。
「ねぶた」と呼ばれる巨大な武者人形を乗せた山車が練りあるくさまは圧巻。
そして、その周りを躍る「ハネト」と呼ばれる集団が祭りをより一層盛り上げてくれます。
真夏の夜空をさえぎるように迫りくる大きな武者人形と、それを囲むように威勢よく掛け声をかけながら踊る人々…。アドレナリン全開!のその雰囲気は正に「夏」そのものです!
動画でご覧いただくと、よりリアルにその様子を感じていただけると思います。
開催期間中のいつがベスト??青森ねぶたを120パーセント楽しむ!
出典:www.merugo.jp
かわいい子どもねぶたや、山車の昼間の運行も良いかと思いますが、やはり夜間運行の「大型ねぶた」が主役。これを観ずして青森ねぶた祭りを観てきたとは言えないでしょう。
制作期間3か月、制作費用2000万ともいわれる大型ねぶた、そこに1000個にもなる電球が組み込まれているそうです。
昼間見ても十分な迫力を持っている武者人形に明かりがともると、それはもうただの人形ではなく命を吹き込まれたかのよう…。その様を100パーセント、いえ120パーセント満喫したい!それには開催期間中のいつ観に行くのがベストなんでしょう??
ハメを外した盛り上がり!最終日前日の夜間運行
出典:hairmiyabi.blog37.fc2.com
ねぶた祭りでは、参加した各山車の審査を行い、優れたねぶたに「ねぶた大賞」などの賞を贈っています。その審査期間が祭りの最終日前々日までとなっており、最終日前日は審査が終わり、いい意味で緊張感のとれた状態に…。
ハメをはずした大盛り上がりとなるこの日は、ハネトの飛び入りも最高潮、ハネト・山車ともに観客へのサービス精神も最高潮となり、大サービスの動きをしてくれたりするようです。
海に浮かぶ山車と花火の競演!
出典:www.hankyu-travel.com
ねぶたの夜間運行とハネトの踊り、迫力と感動の青森ねぶた祭りを味わう見方としてはセオリーどおり。
これで充分に祭りを満喫できるのですが、一度観たことがある人ならちょっと違ったねぶたの姿も観てみたいと思いませんか?
それが、最終日に青森港で行われる打ち上げ花火とねぶたの海上運行です。2000個といわれる電気をともした武者人形を乗せた山車が、暗い海の上に浮かぶさまは、目の前に迫る迫力の山車とは違った趣を感じさせてくれることでしょう。
打ち上げられた大きな花火と海上に浮かぶねぶたの姿…、華やかながら、どこかしっとりとしたイメージを感じてしまいますね。
気になる2017年の日程は?
さて、2017年の青森ねぶた祭りの日程はどんな感じでしょうか?
以下にまとめてみましたのでどうぞ!
【開催期間】
※8月1日(火)は前夜祭が行われます。
前夜祭の開催場所:
青い海公園 ねぶたラッセランド
【スケジュール】
8/2(水)~8/3(木) 19:10~21:00 こどもねぶた・大型ねぶた運行
8/4(金)~8/5(土) 19:10~21:00 大型ねぶた運行
8/6(日) 19:10~21:00 大型ねぶた運行・ねぶた大賞等各賞の発表
8/7(月) 13:00~15:00 大型ねぶた運行(最終日は日中のみです)
19:15~21:00 青森花火大会・青森港での大型ねぶた海上運行
各社で人気の青森ねぶた祭りを楽しむツアーも多数!
出典:www.shikisystems.com
さあ、では「青森ねぶたまつり」に行ってみよう!と、いうことで予定を組もうとお考えの方、各社でいろいろなツアープランが提案されているようですので、ご利用してみてはいかがでしょうか?
正直、この夏祭り期間中の東北は込み合います。
交通事情もそうですが、すでに宿泊ホテルの予約が非常に取りづらい状況になっていたりします。
そこで、便利で確かなのが旅行会社のツアープラン。
ホテルの宿泊予約も、各社のツアー用でしっかり確保されているので安心です。また、目的に応じていろいろな内容があるようなので、自分で計画を立てていくより、簡単確実にお祭りを楽しんでこれるのではないかなと思いますよ。
おわりに
以上、「青森ねぶたまつり」について調べてみました。
青森を始めとした東北各県は、夏が短い分、その夏を思い切り感じるためにお祭りに情熱を注いでいたりします。
ぜひ、一度東北の夏を感じる旅に来ていただきたいなと思います!