赤ちゃんも便秘になるって、知っていましたか?
生後半年くらいまでは、母乳やミルクだけだし、離乳食だってバクバク食べるわけでもないのに、便秘になってしまう赤ちゃんは意外に多いようです。
母乳の赤ちゃんより、ミルクの赤ちゃんの方が、やや便秘になりやすいようです。また、離乳食に移行して母乳やミルクを飲む量が減っても、便秘になりやすい傾向があるようですよ。
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先人からの知恵で、「便秘解消には砂糖水が効く!」という話は確かにあります。実際に、今でも砂糖水を使用するママも多いのでは?
これは、水分不足から便秘になる赤ちゃんには有効です。用量をしっかり守っていれば、良いですが、摂りすぎや虫歯の心配も一方ではあるようです。
じゃあ、赤ちゃんの便秘を解消するには、他の方法はないの?と不安になってしまうママに、今回は、砂糖水以外で効果のあるオリゴ糖に関して情報をまとめてみました。
え?オリゴ糖?と思うかもしれませんが、市販のオリゴ糖が、便秘解消に役立つの? 赤ちゃんにとって危険ではないの? どのくらいの量をあげればいいの? など、気になることをチェックしてみました。
赤ちゃんの便秘解消の救世主は?
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生まれたばかりの赤ちゃんは、実は一番健康的なんですよ。腸内には善玉菌しかおらず、栄養満点の母乳やミルクしか飲まないのですから、うんちも固まらず、べちゃっとした形状のことがほとんどです。
でも、離乳食が始まると、やはり雑菌も口にすることが多くなってきてしまいます。同時に、ミルクや母乳を飲む回数も当然減ってしまうので、水分不足と共に、オリゴ糖不足にもなるのです。
実は、母乳やミルクの中には、オリゴ糖が含まれており、離乳食が始まるまでは、比較的良い腸内環境を保ち続けることができているのです。
オリゴ糖自体が善玉菌というわけではありませんが、善玉菌のエサとして、非常に有効なので、積極的に摂取することで、便秘解消に役立つのです。
オリゴ糖のデメリットとメリット
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昔から、はちみつは2歳未満の子供に与えてはいけないと言われていますが、オリゴ糖もそういった規制はないのでしょうか?
オリゴ糖に関しては、用量を守れば、生後1か月の赤ちゃんでも飲んでも大丈夫ですよ。
とは言っても、オリゴ糖にもデメリットとメリットがあります。
デメリット
- できるだけ、続けて摂取したほうがよい
- 摂りすぎは、軟便になりやすい
- 商品選びを慎重にしなくては効果がない
メリット
- 天然由来なので赤ちゃんにも安心
- 腸内環境を整えるので、便秘解消に効果的
- 砂糖水と違って、虫歯のリスクが低い
市販のオリゴ糖の正しい選び方とは?
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デメリットもメリットもありますが、正しい選び方をしたオリゴ糖であれば、正しい量を守って、また、しっかり継続させることで、赤ちゃんの便秘解消の救世主になることと思います。
しっかり、継続させるために、守るべきオリゴ糖の摂取量は1gからスタートしましょう。その後様子を見ながら、離乳食に混ぜたり、白湯に溶かしたりして、慣れてきても、1日5gは超えないようにしましょう。
さて、大切なオリゴ糖の選び方ですが、スーパーなどで販売されているオリゴ糖を買うときは、必ず純度を確認してください。
純度100%以外の市販品は赤ちゃんに与えないでくださいね。あくまでも、赤ちゃんの便秘解消が目的であるならば、オリゴ糖以外に砂糖が含まれているものなどを与えることは避けましょう。
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また、シロップタイプより、粉末タイプの方が、腸まで届く「ガラクトオリゴ糖」「フラクトオリゴ」「乳果オリゴ」などが含まれているようです。
オリゴ糖を選ぶときは、純度と種類をしっかり確認して、赤ちゃんの腸内環境を快適にしてあげましょう。
おわりに
かわいい赤ちゃんが、便秘で辛そうにしていると、ママとしても心が痛みますよね。大人ならいろいろ試してみることもできます。運動したり、マッサージしたり、食物繊維の多いものを食事に取り入れたり、最終的には薬の力を借りたりします。
でも、自ら積極的に解消することができない赤ちゃんは、大人がしっかり守ってあげることが本当に大切だなと思いました。
腸内環境を整えるということは、最近健康に過ごすための重要なキーワードになっていますよね。できれば、赤ちゃんのうちから腸内環境をよくすることを意識して、生涯健康な体をプレゼントしてあげてみてはいかがでしょうか?