女性なら多かれ少なかれ、便秘の経験があるのではないでしょうか。食物繊維の多い食事を心がけたり、運動を取り入れたり、あるいは便秘薬に頼ってみたり、いろいろ工夫をしてみますよね。
でも、かわいいわが子が、便秘に苦しんでいたら、そして、その子がまだまだ赤ちゃんだったら…。ママとしては、どうしたらよいか悩んでしまうかもしれませんね。
赤ちゃんが自分で便秘解消エクササイズなんて出来ませんし、排便に伴う筋肉もまだまだ育っていません。そのために、比較的便秘になるリスクが高めであることを忘れない方がいいと思います。
とはいっても、あまり神経質にならず、赤ちゃんの様子を遊びや生活の中でよく観察しながら、「あれ、いつもよりうんちの回数が少ないかも…」と感じたら、早めに対応できるようにしておきましょう。
今回は、赤ちゃんの便秘解消ってどうやってやるの? 薬の代わりに砂糖水を使うって本当? 砂糖水ってどれくらい効果があるの? 砂糖水の作り方や回数は?など、本当に知りたかった役立つ情報を調べてみました。
赤ちゃんの便秘解消に砂糖水?
出典:www.ehealthyblog.com
大人の便秘と同じで、赤ちゃんの便秘も運動不足や水分不足が原因の一因でもあります。便秘を招きやすい要因をしっかり見直すのが第一です。
そのうえで、赤ちゃんのうんちの回数や形状を確認して、便秘かもしれない!と感じたら、昔から言われている「砂糖水」を与えてみましょう。
なぜ、砂糖水が赤ちゃんの便秘解消に良いと言われているのでしょうか?
出典:nurturingmums.wordpress.com
うんちは、大腸を通るときに水分を多く奪われてしまいます。水分不足になると、うんちが硬くなり、出にくくなり、便秘になりやすくなります。また、水分をふくまないカラカラうんちだと、腸への刺激も少なくなってしまいます。
水分不足といっても、普通に白湯やお水を飲ませるより、砂糖水だと浸透圧が高いため、腸内を移動していくうちに、やわらかいうんちとしてしっかり量を出すことができます。
砂糖水の作り方
出典:www.alloprof.qc.ca
砂糖水といっても、適当に水と砂糖を混ぜるだけではいけません。砂糖水を摂りすぎてしまうのは、腸内に悪玉菌を増やしてしまうというデメリットがあります。
また、あまり甘くしてしまうと、主食の母乳や離乳食を食べなくなってしまうことも考えられます。これでは、便秘解消よりも、栄養面や健康面が心配になってしまいますよ。
でも、砂糖水の作り方はそれほど難しく考えなくてよいですよ!
①白湯100mlに5gの砂糖を入れてよくかき混ぜます。
②人肌に冷まして、1回20~30ml与えます。
砂糖の濃度は5%。これはしっかり守ってください。この濃度さえ守れれば、デメリットはちゃんと回避できますよ。
効果をあげる使い方とは?
砂糖水が便秘に効果があるのは昔から言われていますが、デメリットもあるのが、ちょっと心配になりますよね。そんな時には、砂糖のかわりになるものがあります。
それが、オリゴ糖です。
砂糖水だと、用量を守っていても、中にはおなかが緩くなってしまう赤ちゃんもいるようです。しかし、オリゴ糖であれば、腸内環境を整えるビフィズス菌や乳酸菌など善玉菌を増やすのに効果があります。
オリゴ糖も、できれば、純度100%のものを選びましょう。
作り方は砂糖水と同じですので、おなかが緩くなる心配があれば、純度100%のオリゴ糖を使ってみてはいかがでしょうか?
おわりに
赤ちゃんは、あんな小さな体でも、大人と同じような症状になることもあるんですよね。でも、簡単に薬をあげるわけにはいかないから、ちょっと悩んでしまうかもしれません。
今回紹介した方法なら、手軽にできますから、『どうしよう…どうしよう…』とおろおろしちゃうより、『辛かったね、大丈夫だよ!』と安心感を与えながら、赤ちゃんと接してあげれば、出ない苦しみも少しは解消すると思いますよ。