赤ちゃんが発熱した時、どのタイミングで病院にいくべきかの目安はとても難しいものです。赤ちゃんが元気であれば、すぐに病院に行かなくても良いとも耳にしますが、やはり親としては不安ですよね。
今回は、病院へ連れて行く目安と判断ポイントについて分かりやすく説明しますので是非参考にしてみてください。
38度超えの発熱でも大丈夫!?
赤ちゃんの発熱
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赤ちゃんは生まれる前、ママのお腹の中で免疫をもらっていますが、効き目は生後5-6カ月までと言われています。その後は段々38-39度の突発的な高熱がでることが増えてきます。
発熱は、大人・子供に限らず体に入ったウィルスや細菌と戦おうとする防御反応によって起きる現象なので、特別なことではありません。大人は冷静になって、赤ちゃんを病院へ連れて行くべきか見極めましょう。
赤ちゃんの平熱は?
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一般的に赤ちゃんの平熱は大人よりも高く、概ね37度前後あります。ですから大人が微熱と判断する温度でも赤ちゃんにとっては、それが平熱!という場合もあります。ただし38度超えは、発熱していると考えるのが自然です。
平熱は赤ちゃんの健康状態を知る目安としてとても重要になるので、子供の平熱は事前にしっかり把握しておくことが大切です。
発熱時の対処法
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まず、赤ちゃんに発熱以外の症状がでていないかを確認します。赤ちゃんは言葉で伝えることができないので、ママが注意深く観察してサインを見逃さないことがとても重要です。
基本的に他の症状がなく、発熱が38度未満でなければ、病院で受診しなくても水分補給をしながら経過をみて問題ありません。
病院へ行った方がよい症状とは?!
ぐったりしている
赤ちゃんは大人よりも脱水症状が進行する速度が早いので、ぐったりしている時は体温に関係なく受診することをお勧めします。水分が不足しているかは、おしっこが長時間でていない、量が少量、色が濃いなど状態で確認して下さい。
意識が薄れている
音や声に反応しなかったり、照明や窓付近に近づいても明るい方をみない場合は、意識がモウロウとしていて、自分ではコントロールできない状態に陥っている可能性があります。
呼吸があらい
赤ちゃんは気道が細いことから大人より呼吸しにくくなるのが早く、苦しくなると授乳や水分も取りづらくなります。水分補給が困難になりますので、脱水症状が加速し、どんどん衰弱する可能性があります。
特に呼吸速度が正常時より速い、また肩で呼吸をしている場合などは、危険な状態と考えてください。
さいごに
赤ちゃんが発熱した時は、ママやパパの冷静な判断が求められます。
いつもの赤ちゃんの表情などは、ご両親が一番わかっていますので、元気がなく倦怠感がでていたり、手足が冷たく寒がっていたりと通常と違っている変化をいち早く読み取ってあげましょう。
発熱と同時に、嘔吐や発疹、目の充血などの症状が見られることがあります。水疱瘡やノロウィルスなどの疑いがあるので、その場合は高熱でなくても早めに病院へ行くのがベストです。
赤ちゃんの身体は80%が水分といわれています。発熱の際は大人以上に水分補給をこまめに行うことを忘れないでくださいね。