小さなお子さんをお持ちのママたちにとって、病気にかからないようにする!ということは、いつも気にかけていますよね。
夏の暑い季節は熱中症に注意しますが、秋から冬にかけては、風邪だけではなく、インフルエンザ感染が一番の心配事になるのではないでしょうか。
インフルエンザは、毎年流行るタイプの型が変わったり、最近では新型も登場するようになり、予防接種をしていても、確実に罹らないとは限りません。
感染しないように予防することが一番ですが、まずはインフルエンザの症状について、よく理解しておく必要があります。
もしかして、風邪? それともインフルエンザ? その症状によっては、対処法も変わってきます。
子供がインフルエンザに罹ったときの症状は? 熱が上がったり下がったりするって、聞いたことあるけど、本当はどうなの? といった疑問を解決できるように、よくわかる情報をまとめてみました。
風邪VSインフルエンザ 症状の違いとは?
出典:medscape
風邪かと思ったら、実はインフルエンザに罹っていたなんて話はよく聞きますよね。風邪とインフルエンザの初期症状はそれほど区別がつけにくいものでしょうか。
簡単に言えば、風邪の場合、鼻水、くしゃみ、咳といった、見てわかる症状が熱と共に現れることがほとんどです。そういえば、数日前から、咳やくしゃみが出始めていたとか、段階を経て、ゆっくり症状が出てきます。
一方、インフルエンザの場合は、いきなり高熱だけが出ることがあります。同時に全身に筋肉痛や関節痛のような痛みがでることが多いようです。風邪のような鼻水や咳といった症状は、初期症状では見られません。
昨日までは元気だったのに、急に高熱が出た!という場合は、やはりインフルエンザの可能性が高くなると言えます。
熱が上がったり下がったりするの?
出典:wisegeek
インフルエンザでは、高熱が急に出るのが大きな特徴ですが、まれにそれほどの高熱がすぐに出ないこともあります。
また、高熱が出てもすぐに下がって、その後また高熱になるということを繰り返すこともあります。
インフルエンザは風邪と違って、ウイルスをやっつけるための薬を早めに処方することが必要になります。インフルエンザ用の薬を発症からタイミングよく服用しないと、熱の上がり下がりを繰り返す状態が出やすくなります。
高熱が出ると、食欲も落ち、より免疫力も下がりがちになりますから、高熱が急に出たときは、落ち着いて、医療機関を早めに受診して、同時に栄養補給と水分補給をしっかりとるようにしましょう。
子供が罹った時の注意点は?
出典:after-hours-pediatric-urgent-care
小さなお子さんが急に高熱を出すと、まずは風邪をひいたかな?と疑いますよね。小さな体で高熱を出すと、看病するママの方はできるだけ早く、この状態から解放してあげたいと、解熱剤を使いたくなると思います。
でも、これには注意が必要です!もし、その高熱が風邪ではなく、インフルエンザによるものだとしたら、解熱剤を用いるのは、非常にリスクを伴うことになります。
インフルエンザの高熱には一般的な解熱剤は効果はありません。逆に「インフルエンザ脳症」を引き起こし確率が高くなってしまうのです。
インフルエンザが流行りそうな季節になったら、「高熱=インフルエンザ」を疑って、できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。
おわりに
私の子供も、小さい頃は何度かインフルエンザに罹ったことがあります。高熱が出ると本当に心配になりますが、比較的軽く済んで良かったなと、思っていました。
流行する時期は、基本的には寒い時期ですが、その年によっては、秋口からスタートしたり、長い時は春先まで油断できないときもあります。
以前、近所の小学校で、春先に大流行したことがあり、卒業式が大変だったなんて話を聞いたこともありました。そうなると、予防接種の時期なども考えなくてはいけませんよね。
でも、予防接種をしなくても、一度も罹らないという子も中にはいるので、手洗い・うがいをする、しっかり栄養を補給し、早寝早起きを心がける、といった普段の生活習慣を見直して、免疫力をあげることも大切なことですよね。