関東一の熊谷うちわ祭り!荒川区・銀座区交通規制情報もチェック!

夏と言えば、「祭り」ですよね!お神輿に提灯、屋台を見るだけで、子供だけでなく大人までも心が躍ります。

日本の夏祭りは、全国規模の大きいもからその地域でしか知られていないローカルなものまで含めると相当な数があると言われています。今年はご家族や恋人と、行ったことのない夏祭りに足をのばすのもいいかもしまれん。

今回はそんな沢山ある祭りの中から、埼玉県の「熊谷うちわ祭り」を紹介したいと思います。

「うちわ祭り」ってナニ?


出典:nanapi.jp

荒川区・銀座区など12町区の山車・屋台が熊谷の市街地を巡業しながらお囃子を披露するお祭りで、毎年7月20日から3日間開催されます。市民はもちろん、観光客も含めると75万人が訪れる、関東一の例大祭と称されています。

その始まりは、江戸時代の寛延3年までさかのぼります・・・

当時、各寺社がそれぞれ夏祭りを行っていました。各戸では疫病除けとして赤飯を炊き、見物客にも赤飯が振る舞われたことがきっかけで、「赤飯ふるまい」として知られるようになりました。

のちに、赤飯に代わって「渋うちわ」を振る舞ったところ大評判となり、「うちわ祭り」として定着しました。

お祭りのスケジュール


出典:hth-rockcor.com

祭り開催は7月20日~22日の3日間とされていますが、1日前の7月19日に御霊を神輿に遷す遷霊祭(せんれいさい)という儀式が関係者のみで、厳かに行うことから始まります。

7月20日の初日は、渡御祭(とぎょさい)を皮切りに、途上奉幣祭(とじょうほうへいさい)・渡御着輿祭(とぎょちゃくよさい)が催され、

河原町・筑波・銀座・仲町の4か所を浄め、安全祈願をしながら全行程10.5キロ、約3時間半にわたり、神輿巡行します。

sponsored link

そして、19時頃になると星川通りに堤灯をつけた全町区12台の山車・屋台が集結。年番町を先頭に、祭り衣装を身にまとった男女が熊谷駅を目指し練り歩いたあと、いよいよ初叩き合いが開始します。

7月21日(2日目)は巡行祭(じゅんこうさい)・巡行叩き合い(じゅんこうたたきあい)。歩行者天国となっている国道17号線の銀座と石原間を巡行し、夜には八木橋デパート前での叩き合いです。

7月22日(3日目)は、いよいよクライマックス。街の至る所でたたき合いの光景が見られ、ライトアップされた山車・屋台は行宮設置されたお祭り広場に集結します。

大きなお囃子の音やどんどんヒートアップする叩き合いのその迫力に、見ている人たちまで熱が入る瞬間です。これは10時頃まで続きます。

23時30分ごろからは、還御祭(かんぎょさい)と呼ばれる最後の行事で、お返しする神輿を本宮へ向け巡行します。これですべての祭礼行事が終了となります。

熊谷うちわ祭りの交通規制情報


出典:knowledge-info.com

7月21-22日は、国道17号線を巡行するため7月21日午後1時より交通規制が敷かれ、歩行者天国となります。

また、熊谷駅正面ロータリーと県道熊谷停車場線は、7月20日18時30分~20時まで車両通行止めにより、熊谷駅正面ロータリー発着の路線バス全便が区間運休します。

利用者は公式サイトなどで確認されることをお勧めします。

おわりに

いかかでしたでしょうか?

特に、うちわ祭りの行われる熊谷は、比較的東京からもアクセスしやすいので少しでもご興味を持っていただけたら、ぜひ足を運んでみてください。

大音量のお囃子や叩き合いは、このお祭りの特色とされているだけあって見ている人たちすべてを圧倒する迫力があり、一見の価値はあります。

お盆の迎え火と送り火のように、祭りが始まる前に儀式を行い、最後は皆で送り出す、その姿勢に神や魂に対する関係者の深い思いを感じ、頭が下がる思いがします。

訪れるお祭りの歴史や背景を知ったうえで向かうと考え深く、また楽しみは何十倍にも増えますね!

この夏、みなさんの訪れる夏祭りが忘れられないものになりますように・・・