秋になると、様々なイベントがありますよね。お子さんがいれば、運動会や発表会、文化祭といった学校行事から、秋の収穫祭や秋祭りなど地域的なイベントや最近ではハロウィンなども加わって、なんだか賑やかな季節です。
年末までのカウントダウンまで2か月になるころには、クリスマスやお正月の準備などもありますが、やはり、忘れてはいけないのが年賀状の準備です。
スマホの急速な普及で、年賀状は出さない派が増えてはきているものの、全くなくなるということはありません。
それに伴って、もし年内に身内に不幸があった場合は、年賀状は出せませんが、その旨をあらかじめお伝えする「喪中」のはがきを出さなければいけません。
喪中のはがきを出すタイミングや、万が一12月になって身内に不幸が出てしまった時の場合など、ちょっと迷うけど、誰に聞いたらいいの?というプチ情報をまとめてみました。
喪中はがきを出すタイミングは?
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そもそも、喪中はがきは、毎年やりとりしている年賀状の相手に出すもので、『今年身内に不幸があったので、喪に服するため、来年の年賀状は出せません』ということをお伝えする、いわゆるマナー的な意味合いがあります。
そして、相手が年賀状を作成する前に到着して、『いつもの年始のご挨拶を失礼させていただきます』とお伝えするのが一番良いタイミングです。
郵便局で年賀状の受付を開始する日程を把握して、その前に到着するようにしましょう。
身内に不幸があった旨を伝える目的ではないので、あまり早く出してしまうと、相手もうっかり忘れてしまう可能性もあります。
年賀状の販売がスタートする前後、11月に入ってから、12月の初旬までに出せるよう、印刷などの手配を進めましょう。
もし、12月に不幸があったときは?
結婚式などと違って、不幸は予定して起こるものではありません。12月に身内が亡くなるということもあるでしょう。
年賀状の受付も始まってしまった、12月も半ばを過ぎてしまった、そんな時は、喪中はがきはどのタイミングで出すべきでしょうか?
喪中はがきは、あくまでも、年始の賀状を欠礼するお詫びの通知なので、もし、12月中に届くのであれば、出しておいた方がよいでしょう。
先方の年賀状が先に届いてしまったら?
もちろん、先方がこちらに年賀状を出してしまった後でも、
- 亡くなった日付
- 誰が亡くなったか
といった情報をしっかり載せていれば、相手にも伝わるので、問題ないかと思います。
それでも、年末ぎりぎりになってしまった場合や、年内に出し忘れてしまった場合は、お正月の7日過ぎに寒中見舞いを出すのが一般的です。
先方から年賀状をいただいた後の返信として、喪中はがきを送るのは、マナー違反になりますので、くれぐれも気を付けましょう。
おわりに
今年届いた年賀状を整理しながら、「この人とは、今年も会えなかったな」「この人は元気かな」「来年こそは、みんなで会いたいな」など、やはり、一年の始まりは年賀状ありきだなと感じます。
そんな時、喪中のはがきが届くと、『その家庭は、少し寂しい年始になるんだな…』なんて、考えたりしちゃいますね。
もし、今年は年賀状を出せないという時があっても、喪が明けたら、是非ともまた、年賀状を再開して、面倒だけど、届けば嬉しいこの不思議な文化を大切にしていければいいですね。