妊娠・出産は、女性にとっては大仕事です。「生みの苦しみ」という言葉があるくらい、普通では経験しないような痛みであると言われますよね。
赤ちゃんを授かったのは嬉しいけど、出産する時ってどれくらい辛いのかは、やはり個人差はあると思います。
今や出産のスタイルも様々で、選択肢も広がっている時代です。
その中でも最近注目をされつつある、無痛分娩についてまとめてみました。
無痛分娩で出産する時の出産日の決め方や、出産にかかる時間・費用について、また、メリットやデメリットについても調べてみました。
『出産=痛み』は切っても切れない関係のように思われていましたが、その最大の痛みを和らげる出産スタイルを選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。
無痛分娩とは?
出典:parentedge.in
無痛分娩とは、文字通り、「分娩時の痛みが無い」出産スタイルです。ただし、全く無いというよりは、痛みが緩和されるとい表現の方が近いと思います。
無痛分娩は基本的には、麻酔薬を使用することで、痛みをなくすという方法ですが、一般的な手術のような、完全に眠ってしまうということはありません。
あくまでも、出産時起きる痛みだけを緩和するのが目的ですので、自然分娩とほとんど変わらないと考えてよいでしょう。
当然ながら、無痛分娩にもメリットとデメリットがあります。
無痛分娩のメリット
・痛みが軽減される
・心理的にもリラックスして出産できる
・体力の消耗率が低くなる
・出産の予定が立てやすい
無痛分娩のデメリット
・通常の分娩より費用が高くなる
・痛みの感じ方に個人差があるため、効果が感じられないこともある
・鉗子分娩や吸引分娩を選択される確率が高くなる
痛みに弱かったり、元々体力が無かったり、心臓病など持病があり体に負担がかけられないといったときは、無痛分娩も選択肢にいれることもできます。
ただ、麻酔のアレルギーがある人や、帝王切開での出産経験がある、血液の病気を抱えているなどの場合は、希望しても条件が合わずにできないということもあります。
無痛分娩の出産日の決め方
出典:www.youtube.com
無痛分娩は、メリットにも挙げたように、出産の予定が立てやすいという点があります。
通常の分娩であれば、陣痛が来てしまえば、基本的には24時間体制で対応してくれますが、無痛分娩の場合、24時間体制で対応してくれるところは非常に少ないため、計画分娩になります。
出産日はあくまでも予定日になるので、目安にしかなりません。
最初から無痛分娩でという場合は、主治医と分娩予定日を決めておく必要があります。
だいたい、妊娠38週目を過ぎてから、都合の良い日程を決めるのが一般的です。
初産や経産婦によって、生まれるタイミングも変わってしまうこともありますから、予定日よりは、やや早めに設定しておく人も多いようです。
無痛分娩の予定を立てておいても、それより早く陣痛が起こってしまった場合は、無痛分娩の対応が出来な病院がほとんどなので、出産予定日を決める際は、そのあたりも合わせて、相談するのがよいでしょう。
無痛分娩はいくらかかる?
出典:www.allaboutlean.com
無痛分娩の場合、デメリットでも挙げたように、自然分娩に比べて費用は高くなります。
病院によって、設定価格が違うため、一概に○○万円とは言えませんが、おおむね5万円から10万円ほど追加されるのが一般的です。
大学病院での無痛分娩の時は、15万円ほどの追加になることもあるようです。
おわりに
出産は、「鼻の穴からスイカを出すくらい痛い」なんて聞いたこともありますが、実際鼻からスイカを出すシチュエーションは、生涯誰も経験することがありませんから、例えになんかなりませんよね(笑)。
私は自然分娩で、時間はかかったものの、安産ではあったようです。その時はかつてないくらいの痛みだったとは思いますが、不思議なもので、終わってしまえば、確かに痛かったかな~くらいの記憶しか残っていません。
ただ、痛さに対する恐怖が先にたって、出産自体が怖くなってしまうと、体が緊張してしまうと思います。
赤ちゃんの方も初めての経験で、何とか狭いところからパパやママに会いに来てくれるわけですから、無痛分娩で恐怖心を取り除くことは有効だと思います。
自然分娩か無痛分娩かよりも、母子ともに元気でいられることが一番大切ですからね!