日本には、その土地土地で様々なお祭りが行われます。その中の一つ、楽しみにしている人はとっても楽しみにしているという「長崎くんち」。くんちというのは、九州地方で行われているお祭りの事です。
長崎くんちの歴史は古く、約380年前に遡ります。そのお祭りは、諸外国の影響を受けて、とても華やかです。毎年行われる盛大なお祭りなので、一度は行ってみたいですね。
そんな長崎くんちの歴史あるお祭りの事や、気になる[today_date]年の日程とスケジュールをこれから紹介していきたいと思います。
長崎くんちについて
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「長崎くんち」は、長崎県長崎市にある諏訪神社の秋季大祭です。毎年10月7日~9日の3日間行われ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。長
崎くんちの「くんち」の意味ですが、旧暦の9月9日に行われる氏神祭りの総称のことです。9日→くにち→くんちと呼称されるようになったようです。
この祭りの見どころと言えば、傘鉾を先頭に日本舞踊、そして南蛮船などを模した曳きものが壮大です。龍踊(じゃおどり)や獅子踊りも見逃せないひとつ。
また、出し物は毎年変わります。これも長崎くんちの魅力で、同じものを見ることが出来るのは7年後。毎年出向いても、楽しめるわけです。
長崎くんちの歴史
おおよそ380年前、1634年に長崎奉行・榊原飛騨守によって、高尾と音羽という二人の遊女が諏訪神社の神前で謡曲「小舞」を奉納したことが、長崎くんちの起源です。
当時の日本は、長崎が諸外国との貿易の拠点でした。そのため、中国やオランダ、ポルトガルの影響を受け、祭りは次第に華やかさを増していきます。そして今では、福岡の博多おくんち、佐賀の唐津くんちと並んで日本三大くんちとなりました。
庭先廻りとは?
諏訪神社などの本場所を披露する以外の空いた時間に、市内の官公庁や事業所、個人宅等を廻って出し物を披露することを「庭先廻り」と言います。本場所とまた違った感じで見ることが出来ますよ。
また、本場所では混雑が免れませんが、しっかりと楽しめることが出来ます。庭先廻りを追いかけて観覧するのも良いですね。
長崎くんちの日程とスケジュール
[today_date]年の開催日程は、10月7日、8日、9日となっています。10月7日のスケジュール
AM7:00に諏訪神社にて出し物の奉納が始まります。その後、公会堂前広場からお旅所へ移動して出し物が披露されます。
午後、庭先廻りが始まり、官公庁や民家で披露されます。
PM4:00に諏訪神社で「くんちの夕べ」が始まります。その後また、公会堂前広場に移動し出し物が披露されます。
10月8日のスケジュール
AM7:00八坂神社にて出し物が奉納されます。その後公会堂前広場で披露され、市内の会社や民家で披露されます。
10月9日のスケジュール
AM7:00にお旅所で出し物の奉納が始まります。その後は諏訪神社に移動し、出し物が披露されます。
各会場では有料席が販売されていますが、現在ほぼ完売状態です。有料席を手に入れたい人は、早めの予約をおすすめします。
おわりに
盛大なお祭りを見に行ったことがあるのは、京都の祇園祭でしょうか。こどもの頃だったので、あまりの人混みで、楽しい記憶ではないです。大人になった今、長崎くんちを楽しみに長崎へ旅行に行きたくなりました!