赤ちゃんを授かるということ、それは待ち望んでいた瞬間のことです!というママは多いですよね。
赤ちゃんが生まれてくれば、色んな人の手を借りて、赤ちゃんの顔を見ながら、試行錯誤の毎日になります。でも、そうやって、元気に生まれてきてもらうためには、妊婦生活を充実させなくてはいけません。
意外と思われるかもしれませんが、妊娠初期に出血したことがある!というプレママは結構多いです。ただ、妊娠初期に出血したら、お腹の赤ちゃんが大変なことになっているのでは?と必要以上に怖がってしまうこともありますよね。
今回は、妊娠初期の出血は大丈夫? 出血すると流産してしまうの? その確率はどれくらい? など、妊娠初期の出血にまつわるお話をまとめてみました。
妊娠初期の出血とは?
出典:americanpregnancy.org
妊娠したら、当然生理がストップしますので、出血することはないだろうな…と思われがちですが、妊娠初期の出血を経験するプレママは意外に多いのです。
妊娠初期の場合、受精卵が着床してから胎盤がしっかり出来上がる前であれば、侵食によって、出血することが多いのですが、まだ妊娠したという意識がなければ、いつもの生理だと思うこともあるようです。
妊娠と同時に出血を経験したという人も多いので、もちろん、その量や状態にもよりますが、「出血=大変なこと」と慌てたりしないことが、一番大切です。
妊娠初期の出血の理由と意味をしっかり把握して、適切な対応をとることを心がけましょう。
妊娠初期の出血の種類
出典:www.wisegeekhealth.com
着床出血
妊娠初期の出血で多いものの一つに、着床出血があります。妊娠の可能性が少しでもある場合、この可能性が高くなります。
着床出血は、受精してから、その受精卵が子宮内膜に着床する時に傷をつけてしまった子宮壁から起こるものです。
出血の量は微量な場合が多いので、普段から時々不正出血があるという方は、見極めが難しいかもしれません。
着床出血は、すべての妊婦さんに起こるとは限りませんが、1回切りの人もいれば、微量な出血が生理のように1週間くらい続く人もいます。
月経様出血
妊娠4週ごろに起こりやすいのが、月経様出血です。これは、妊娠したことでホルモンバランスが乱れて起こることなので、心配のいらないものです。
絨毛膜下血腫
妊娠が分かり、5週目から20週目までの間に起こりやすいのが、絨毛膜下血腫です。
これは切迫流産の症状ですが、子宮を保護する絨毛膜の外部に血液がたまってしまうことで起こる出血です。
切迫流産は、診断されたら即流産というものではなく、妊娠初期の心配のない出血ではよく診断されるものです。
出血と共に違和感があったら、安静にして、受診することをお勧めします。
子宮膣部びらん
出典:implantationspotting.net
同じ時期に起こりやすいのが、子宮膣部びらんと呼ばれるもので、妊婦さんだけでなく、若い女性にもよく見られる出血です。
子宮の入り口がただれてしまうことで、刺激をうけると出血してしまう状態です。これは、出血以外の症状はあまりありません。
これらのように、妊娠初期の出血には、特に心配のないものも多いのですが、中にはもちろん、大きな病気が隠れていたりすることもあります。
妊娠が分かったら、あるいは妊娠の可能性がある場合は、自分の体をいたわりながらも、心配で受診したときに、医師に正確な情報を伝えられるよう、出血はいつからか、どのような状態か、他に症状はなど把握しておきましょう。
妊娠初期の出血は流産してしまう確率がある?
出典:woman2womenblog.com
妊娠初期の出血は、心配のいらないものもありますが、逆に心配な出血もあります。
それは赤ちゃん側に心配な状況があることが多く、胞状奇形、子宮外妊娠などが代表的なものです。
そして、流産の兆候として現れるのも出血ですが、その場合はやはり、大量で鮮血なことが多いようです。
妊娠初期の出血がすべて流産に直結することは、考えられませんが、その出血の状態が、普段の生理と同じか、あるいはそれ以上のものである場合は、時間外であってもすぐに医療機関に連絡しましょう。
妊娠期間中、流産しやすいのは、やはり初期段階ですので、この時期は、
- 激しい運動
- ストレスをためる生活
- 冷える生活
などを極力控えることをお勧めします。
そして、妊娠初期の出血が大丈夫なものか、すぐに対応すべきものかの判断をしっかりできるように、心にも体にも余裕をもつ生活を心がけましょう。
おわりに
妊娠の喜びもつかの間、私自身も妊娠初期で出血を経験した一人です。ただ、大量出血したり、鮮血であったりしたわけではなかったので、ちょうど妊婦健診の時期と重なっていたので、すぐに担当医に相談しました。
初期の切迫流産になりかけていたようでしたが、大事には至らず、それ以降は無事安定期を迎えました。一人で悩んでいたり、逆にパニックになったりすることなく、冷静に対応することの大切さがわかりました。
少しでも不安があるのなら、出血があった前後の自分の状況などを、しっかり見極めなくてはですよね。お腹の赤ちゃんも、ママやパパに会いたくて仕方ないはず!そのことを励みに、無理をせず、正しい情報で10か月乗り切ってください!