妊娠初期症状と生理前症状との違い。生理前の腹痛なの?妊娠初期症状なの?

生理前に腹痛を覚える人は多いと思いますが、その腹痛がいつもと違う場合「これって妊娠初期症状かも?!」と思ったことがある人もいるのでは?でも生理が来てしまってがっかりすることもありますよね。

妊娠初期症状と生理前の症状は、とてもよく似ていて、なかなか区別が難しい場合も。腹痛以外にも見られる妊娠初期症状と生理前の症状の違いについて徹底的にまとめました。先輩ママの声も併せて紹介します。

生理前の腹痛は、PMS(月経前症候群)


出典:timesofindia.indiatimes.com

多くの女性が生理1~2週間前から起こる不快症状に悩まされているといいます。

生理前に感じる不快症状は以下のようなものがあります

下腹部痛、むくみ、吐き気、食欲の増進、イライラ、頭痛、吐き気、腰痛、めまい、胸の張り、肌荒れ、便秘、だるさ、微熱、肩こり、無気力

これ以外にも、人によってさまざまな症状がありますが、これをPMS(月経前症候群)といい、女性の半数以上に起こるとされていますが、このPMSの不快症状は、生理が始まるとおさまります

このPMSが起こる原因は、実ははっきりとはわかっていませんが、ホルモンバランスの変化が原因とされています。

妊娠初期症状にはどんなものがある?

腹痛以外にも妊娠初期症状にはさまざまな症状があります。妊娠すると黄体ホルモンが急激に増加することにより、さまざまな体の変化が妊娠超初期症状としてでてくるのです。

妊娠初期症状には以下のようなものがあります

  • 下腹部痛、おりものがいつもより多くさらさらしている
  • 下痢や便秘が続く
  • 高温期が3週間以上続く
  • 少量の出血
  • しっかり寝ても常に眠気を感じる
  • 疲れやすい
  • 風邪のような症状
  • 吐き気
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 胸の張りや痛み
  • 胃痛
  • 頻尿
  • 情緒不安定
  • 肌トラブル
  • 唾液の増加
  • 食事の好みの変化
  • 匂いに敏感になる

妊娠初期症状と生理前の症状の違いについて


出典:malelifestyledesigns.com

腹痛

生理前の下腹部痛は、子宮内膜から分泌されるプロスタグランジンが子宮を収縮させるために起こるといわれています。

このプロスタグランジンの分泌量は人によって違いますが、これが多いとほかの器官にも影響を及ぼしてしまい、頭痛などの症状を引き起こします。

一方で、妊娠初期の下腹部痛は、妊娠によって子宮が大きくなることに伴って、痛みや引っ張られるように感じることがあるそう。

人によって感じ方も違いますが、妊娠初期の下腹部痛の特徴は以下の3点です。

  • 下腹部辺りに、チクチクとした痛み、引っ張られるような痛みがある
  • 子宮辺りに違和感がある。むずむずした感じがする
  • 恥骨周辺にズキズキとした痛みがある

このように、妊娠初期と生理前の下腹部痛はそれぞれ違う原因によっておこっているのです。生理前は子宮が収縮するとで、ギューッと内側に向かうような痛みが特徴です。

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妊娠している場合は子宮が膨張するため、ギューッと外側に押し広げるような、引っ張られる感覚が特徴とされています。

おりものの変化

おりものは一般的に排卵日あたりが最も多く、それを過ぎると生理に向けて徐々に量は減っていきます

これは、おりものは、感染症などから守るため、膣内を清潔に保つ役割と、精子が卵管へと辿り着きやすくするための役割があることからです。

しかし妊娠した場合には、生理予定日の1週間前ぐらいになっても、排卵日あたりと変わらないくらい多いともいわれています。

食事の好みの変化

生理前になるとチョコレートやケーキなどを無性に食べたくなることありますよね?

これは、生理前のストレスの原因となるコルチゾールが影響しているといわれていまそうです。甘い物を食べることで、イライラが落ち着く感じもしますよね。

妊娠した場合でも、このコルチゾールは分泌されるため同じと思われますが、ホルモンバランスの変化が原因で、これまで好きだったものが食べられなくなったり、すっぱいものが食べたくなったりということがあるようです。

先輩ママの声


出典:www.huffingtonpost.com

実際に、先輩ママの妊娠初期症状と生理前の症状の違いについての体験談を見てみましょう。

似ているようだけれど、微妙に違った

いつも生理前は、下腹部の鈍痛が生理開始まで続きますが、その時は、予定よりも早く下腹部の鈍痛が。不思議に思っていると少量の出血があり、それも1日で終了しました。

そうこうしているうちに、微熱が出たり、食欲がなくなったりと妊娠を確信するような症状が出始めました。はじめの下腹部痛の時点では、全く気付きませんでした

今までに感じたことのないムカムカ症状

普段生理前に、吐き気などの症状はありませんでしたが、ある時ムカムカするような胸やけのような症状が現れ始めました

基礎体温も毎日測っていたため、生理が予定日になっても来ず、一週間を過ぎた頃に妊娠検査薬を使うと、陽性が確認できました。あのムカムカはつわりの始まりだったのかなと思います

いきなり頻尿に

普段と比べて、トイレに行く回数がとても増えました。もちろん生理前にもそんなことになったことはありません。

夜中にまで起きて、トイレに行くようになり、膀胱炎?!とも思いながら様子を見ていました

すると、下腹部痛が出るようになってきたので、妊娠検査薬を使うと、陽性が確認できました。すぐに病院にいき、妊娠していることがわかりました。

まとめ

妊娠初期症状と生理前の症状の違いについて、さまざまな視点から見てきました。どちらの症状も似ているようで、微妙に違ったりととても自己判断では迷ってしまいそうです。

特によくいわれる、腹痛については、それが起こるメカニズムが全然違うんですね。ただ、下腹部痛だけでは判断は難しそうなので、ほかの妊娠初期症状があらわれるかという点も判断のポイントになってきます。

一番確立が高いのが基礎体温の高温期が続くことだとされていますので、基礎体温が下がらずに、妊娠初期症状があらわれるようであれば、妊娠の確立が高いといえそうですね。