カレンダーをめくる枚数が残り1枚になるころ、今年もあとわずかだな…と感じるのが多くなりますよね。
年末年始も近くなるので、気ぜわしく感じることもありますが、最近はお正月からスーパーやショッピングモールなどもオープンしていることがほとんどなので、年越しの雰囲気も、だいぶ変わってきたと思います。
でも、街の景色が変わっても、変わらない風習がお年玉ではないでしょうか。
もらう立場から、渡す立場になった今、相場って変わってきたのかな?自分がもらっていたころはいくらくらいだったかな?と、気になっている人に、最近の相場を調べてみました。
少子化とはいえ、身内以外にも渡す機会はあるかもしれません。相手側が赤ちゃんだったら渡すの? 小学生・中学生・高校生と学年が変われば、金額はどう変える?など、分かりそうで悩ましい話題も合わせてお伝えします。
お年玉の相場ってある?
お年玉って、子供の頃はもらえるのが当たり前って、思っていませんでしたか?
めったに会わない親戚の人でも、お正月のあいさつに行くと、ポチ袋を出してくれた時、「いい人だ!」と思えるから、ある意味「現金」なものですよね。
自分が子供の時、もらっても、すぐに親に渡していたことが多いので、いくらもらっていたかは、あまり把握できていません。
この年齢にはこの金額、とどこかに明示されていれば、迷いませんが、やはり血縁関係、お付き合いの深さなどで、若干変わってくるようです。
それでも、ベースとなる相場はちゃんとあるので、是非参考にしてくださいね。
赤ちゃんにも渡す?
お年玉は、渡したときの相手の喜ぶ顔を見るのも、渡す方からしたら、嬉しいものですよね。そう言った点から、お金をあげても、赤ちゃんが喜ぶか?そう思うと、渡す必要があるのかな?と悩みどころですよね。
答えは「出産祝いを渡しているか、いないか」で変わってくるというのが一般的です。
兄弟姉妹などの場合であれば、出産祝いをその時に渡していることが多いので、特に渡さなくても問題ないようです。
お正月くらいにしか会わない親戚同士で、出産祝いを渡しそびれていた時は、「出産祝い+お年玉」という形で渡すのがベストです。
もちろん、袋は別々にして、お年玉はかわいらしいポチ袋に入れてみてはいかがでしょう。
その時のお年玉の相場は1000円くらいが多いです。無難な金額と言えます。
小学生ならいくらくらい?
小学生なら、ある程度どの学年でも、一番素直にもらって嬉しい年齢ではないでしょうか(笑)。
ただ、小学生も1年生と6年生では使う用途が変わってくるので、金額にも差をつけてよいかと思います。
小学校1年から4年生くらいまでなら、1000円から3000円が無難です。
小学校5年、小学校6年となると、やはり3000円から5000円くらいが多いようです。
特に6年生であれば、卒業&入学祝いを兼ねて10000円を渡す場合もありますよ。
もちろん、お祝いの袋は、お年玉用と、お祝い用は別々にしましょう。
中学生ならどのくらい?
中学生になったら、さすがにお年玉を親に預けたりしないでしょうから、その子が自分用に使うと考えれば5000円が圧倒的に多いようです。
甥っ子姪っ子の場合であれば、ここで10000円あげてしまうと、高校生になったときは…。一律3年間は5000円で!という大人の事情もあるかもしれませんね。
高校生にもあげるべき?
高校生になると、アルバイトを始める子も多くなるので、もう、あげなくても?と思うかもしれません。
でも、それはそれ、これはこれ、ということで、おこづかいとは別物、1年に1度のこと、と思えば、学生であるうちは、あげてもいいのではと考える人が多いです。
血縁関係がなければ、あえて渡すこともないかもしれませんが、甥っ子姪っ子ならば、やはりあと3年間頑張って渡してみても良いですよね。
金額の相場は、5000円から10000円です。
おわりに
最近は、昔のような大家族も減ってしまい、お正月に本家に親戚一同が集まるなんて、昭和のような風景を見ることは滅多にないのではないでしょうか。
なかなか会わない親戚のおじさん、おばさんなどに、お正月に「はい、お年玉」と手渡された時のワクワク感は覚えていますが、そのおじさんやおばさんが、父方なのか、母方なのかなど、いまいち把握はしていなかったですね。
それでも、子供心に、嬉しさは残っており、「お年玉をくれる良い大人」という印象はずっと消えないものですね。
何でも手に入る時代である現代でも、お年玉を渡すことで、子供の心に「小さな喜び」を残すことができるなら、過去にもらった人たちに恩返しができるような気がしますね。