予防接種は、小さな赤ちゃんの体を守る大切なものですが、初めてのお子さんだと、病気でもない子供にする注射の後の過ごし方って、ちょっと心配なこともあるようですね。
予防のためとはいえ、病原菌に適応するような種菌を植えるようなイメージがありませんか?
また、予防接種の後処理次第では、受けた部位がしこりになりやすいという話も耳にしたことがあるママも多いようです。
予防接種の副作用でしこりができるって本当? 初めて予防接種を受けた後の過ごし方は? 予防接種を受けた日はお風呂に入っちゃいけない? など、不安に思うことはありますよね。
ちょっとお医者さんには聞きにくいけど、ちゃんと知っておきたい予防接種の豆知識を集めてみました。
予防接種を受けよう!
予防接種はいつごろからスタートすると思いますか?また、受けるべき予防接種の種類を知っていますか?
予防接種デビューは2か月からになります。予防接種の種類によって、受ける回数や時期が異なりますので、ママのスケジュール管理が大切になってきます。
受ける予防接種は、定期接種と任意接種の大きく分けて2種類になります。定期接種の場合は、住んでいる地域から、期間のお知らせが届くので、スケジュールが組みやすく、また期間内であれば無料で接種できます。
任意接種の場合は、受けるかどうかは親御さんの判断になるので、自己負担が生じてきます。
また、予防接種のワクチンには、生ワクチンと不活性ワクチンの2種類があります。受ける予防接種によって種類は変わってきます。
予防接種後、こんな症状は注意!
出典:vaccineliberationarmy.com
予防接種後の過ごし方ですが、基本的には、接種後30分は病院内で過ごした方が良いです。ほとんど場合、特に問題はありませんが、まれに、ワクチンへの拒否反応を起こすこともあります。
そんな時は、すぐにお医者さんに診てもらえるので、ママの不安リスクもぐんと減りますよ。
30分経って、赤ちゃんの様子が問題なければ、帰宅して、その日は静かに過ごしましょう。神経質になる必要は全くありませんが、副作用として、生ワクチンでは軽い発熱、不活性ワクチンでは患部の腫れが起こる場合もあります。
接種後に貼られている絆創膏は、できれば翌日までそのままにしておきましょう。ばい菌や細菌が入るリスクを低くできます。
ただし、接種した部位が異常に赤く腫れあがっている、高熱が出てしまい、ひきつけを起こしかねないなどという場合は、感染症や合併症が疑われるので、すぐに受診が必要になります。
また、昔は予防接種後、お風呂に入ってはいけないと言われていましたが、お風呂に入ることによって起こりうる感染症などのリスクは、現代ではほとんどないので、様子を見て、接種後1時間以上空いていれば、大丈夫ですよ。
予防接種後のしこり、大丈夫?
予防接種の後で、腫れやしこりがあると、特に初めての場合だと、「感染症や合併症ではないか?」と不安になりますよね。
予防接種の副作用としての「しこり」は、はっきり言って問題ないと言えます。
もちろん、しこりがあって、赤ちゃんがぐったりしている、熱も高いという場合は別ですが、いつも通りであれば心配いりません。
副作用で現れる「しこり」は、予防接種の種類によって、消えるまでの期間は変わってきます。2~3日でなくなる場合もあれば、だんだんと小さくなっていきながらも、1~2か月残るものもあります。
しこり自体はそれほど心配するものではないので、赤ちゃん体全体と併せ見ながら、判断するのが大切ですよ。
おわりに
私自身も子供のころ、注射が大の苦手でした。針が皮膚に入るなんて、ぞっとして、見ることもできず、学校でやる予防接種もできれば避けたかったくらいです(さすがに無理ですが…)。
自分の子供に、しかも赤ちゃんのあの柔らかい腕に針が刺さるのを、大人になっても見ることができなくて、「お母さんの方が痛そうな顔していますよ」なんて笑われていました。
昔は注射の後はお風呂に入ってはいけないと言われており、それが当たり前だと思っていました。でも、今はその逆です。
祖父母と同居しているママだと、昔の知恵を教えられたりすると、今のやり方が不安に思うこともあるかもしれません。
子育ても日々進化していると思って、正しい知識をしっかり身に着けて、自信をもって、赤ちゃんとの日々を楽しみましょう。