秋から冬が旬の大根ですが、まるまる1本買ってしまうと、使い切るのが大変じゃないですか?使い切れなくて、捨ててしまうなんてこと、ありますよね。
実は、大根は常温や冷蔵保存だけでなく、冷凍保存もできることをご存知でしたか?使いみちに合わせて保存しておけば、捨てることなく1本全部使い切ることができますよ。
そこで、ここでは大根の保存方法について、常温・冷蔵・冷凍、それぞれの方法や保存期間についてご紹介したいと思います。
常温での保存
保存方法と期間
泥付きの大根の場合は、泥を落とさずそのまま保存したほうが長持ちします。
葉が付いたままだと、葉が大根の栄養分を吸い上げてしまうので、葉は切り取ります。ただ、葉の根元ぎりぎりでなく、2センチほど上で切るようにしましょう。葉も細かく刻んで冷凍保存が可能です。
大根を新聞紙にくるみ、風通しのよい涼しい場所で、立てて保存します。温かい季節なら1週間程度は保存可能です。冬場なら1ヶ月は大丈夫でしょう。
大根は暑さを嫌うので、夏は冷蔵庫で保存したほうがよいでしょう。
自宅に畑がある場合、冬なら新聞紙にくるんだ大根を立てて土に埋めておけば、さらに長期保存が可能です。この場合2~3ヶ月は大丈夫です。
常温での保存は、1本まるごとの保存のみ可能です。切ってしまった場合は冷蔵庫に保存しましょう。
冷蔵での保存
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まるごと保存する場合
1本まるごと冷蔵庫で保存したい場合は、泥がついている場合はきれいに洗い落として、常温の場合と同じように葉を切り落とし、湿った新聞紙にくるんでからビニール袋に入れて、できれば立てて保存します。大根が大きくて立てられない場合は、横にしても大丈夫です。
この場合、1週間から10日程度は保存可能です。
切って保存する場合
半分など、ある程度の大きさに切って、湿った新聞紙にくるむか、全体をラップで包み、切り口を上側にして、野菜室に立った状態で保存します。
この場合、4~5日ほどで使い切るようにしましょう。
冷凍での保存
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使いやすい大きさに切って保存
冷凍保存する場合は、使う時のことを考えて、使いやすい大きさに切ってから、下茹でします。それをラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。下茹でしなくても保存可能ですが、下茹でしたほうが、煮物などにしたとき味がしみこみやすいようです。薄切りの場合は下茹でしなくてもいいですよ。
使う時は、半解凍くらいで煮ものなどにするとよいでしょう。薄切りにして冷凍にしたものを、そのまま味噌汁などに入れてもいいですね。
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煮物用に切った大根を、醤油やみりんなど、調味料と一緒に冷凍保存すると、冷凍中に味がしみこむようなので、美味しい煮物ができますよ。
冷凍した大根は、1~2ヶ月は保存可能です。ただ、冷凍することによりだんだんと組織が壊れていき、解凍したとき中がスカスカになってしまうので、できるだけ早く使うようにしましょう。
大根おろしを保存
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大根おろしも冷凍保存が可能です。普通に作った大根おろしを、ある程度水切りしてから、1回分に小分けして冷凍保存しましょう。
この場合も、1~2ヶ月は保存可能です。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
適切な保存方法を知っておけば、大根を1本まるごと買っても安心ですよね。下処理して冷凍保存しておけば、忙しい日にも短時間で美味しい大根料理ができあがりますよ。
冷凍にしても、栄養分はほとんど失われないので、安心ですね。