女性にとって、結婚したら、いつ頃子供が欲しいかな…と考えることは、とても楽しいことかと思います。
ただ、妊娠するかどうかは、やはりタイミングにもよりますから、自分の体のことをしっかり把握する必要があります。
そのためにも、普段から基礎体温を付けておくことが大切になってきます。
基礎体温をつけることで、妊娠しやすい日などを知ることができますし、同時に自分の体調の変化も、数値化できるのでとても分かりやすくなります。
よく、基礎体温から妊娠が分かるのは、高温期12日目という話を聞いたことがあるでしょうか?
これは、一般的に受精卵が着床完了するタイミングと言われています。
今回は、この高温期12日目について、ご説明しましょう。
高温期12日目に女性の体で起こっていることや、下腹部の痛みや出血など、起こりうる症状、また体温が下がってきた場合なども合わせて解説してみたいと思います。
高温期12日目とは?
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一般的に受精卵が着床するのは12日目頃と言われています。これは、精子と卵子の受精がうまくいき、受精卵になったとき、7日後に子宮内膜に着床し始め、その後5日ほどで着床完了するからです。
着床が無事に完了すると、HCGと呼ばれるホルモン量が増えるため、それによって、卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌量が増量されます。
これは、普段から基礎体温をしっかりつけていれば、低温期と高温期の差がより分かりやすいことです。
高温期が続き、12日目以降もそのグラフが低温期へと移行しないようであれば、妊娠の可能性は高くなります。
高温期12日目の症状は?
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妊娠している場合の高温期12日目あたりに現れる症状はいろいろあります。
- おりものが変化した
- 精神的に不安定になりがち
- 倦怠感や熱っぽい
- 胸が張るような感じ
- つわりのような吐き気
- 不正出血
それ以外にも普段とは違う感覚になる人も多いでしょう。
ただし、不正出血に関しては、「これはもしかして生理?」と勘違いしてしまう場合もあります。
しかし、出血量が少なく、おりものの色が変わったくらいに思う人もいるくらい、出血量としては少ないのです。
これは「着床出血」と呼ばれるもので、着床が進んでいく中で、子宮内膜が出血することがあるために起こる現象です。
普段の生理の出血量が少ない人の場合は、見極めが難しいかもしれませんね。
高温期12日目に体温が下がってきたときは?
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しっかり基礎体温をつけていて、高温期12日目に体温が下がったように見えるときがあります。
「今回は妊娠していないのか…」「このお腹の痛みは、たぶん生理がくるな」と思ってしまうかもしれません。
もちろん、着床していない可能性もありますが、だからといって、12日目の体温だけで判断するのは早いと言えます。
実際に、計測間違いや、その日の体調などによっては、妊娠していても1~2日程度は体温が下がってしまうこともあるようです。
受精卵が着床したタイミングで体温が下がる現象が、高温期の中で7日目から10日目に起こることがあります。
そのような現象が、12日目にたまたま起きてしまうという可能性もゼロではありません。
完全に生理による出血が始まるまでは、基礎体温をしっかりつけて、様子をみることも大切です。
おわりに
結婚して、普通に生活していれば子供は自然にできるものと思っていましたが、なかなか思い通りにいかないという人もいますよね。
私もその一人でした。
それまで、基礎体温など気にしたこともなかったので、自分の体のメンテナンスがおろそかになっていたのです。
でも、しっかり基礎体温をつけ、自分の体と向き合うことで、見えていなかったこと、見えてきたことなどが明確になり、気持ちも引き締まって妊娠へとつながったと思います。
基礎体温も1か月くらいだと、まだ自分の体の状態や生活環境の影響などは把握しきれません。できるだけ自分データをたくさん取れるように、普段から意識してみてはいかがでしょうか。