出会いと別れの季節と言えば、3月ですね。卒業シーズンを迎える時期、寂しい気持ちより、それまでの感謝の気持ちをメッセージにしてみませんか?
今回は、小学校で使える卒業メッセージについて、まとめてみました。
先生や友達、親への感謝の気持ちや、卒業してしまう先輩への卒業メッセージなど、一言、あるいは例文などを紹介したいと思います。
卒業メッセージは誰に送りたい?
卒業式シーズンを迎えると、楽しかったことや、辛かったことなど、たくさんの思い出が浮かんでくることでしょう。
それぞれの新しい旅立ちへの区切りの日が、卒業式というセレモニーになりますよね。その日に向けて、感謝の気持ちを込めたメッセージを送りましょう。
こんな時だからこそ、普段は恥ずかしくて言えないことも伝えられるはず。
喧嘩もしたけど、楽しいこともたくさんした友達や、見守ってくれていた先輩、ちゃんと叱ってくれた大好きな先生、反抗心も出てきたけど、結局はいつも優しく包んでくれたお父さん、お母さんなど、伝えたい、いや、伝えなければいけない相手はたくさんいます。
自分としっかり向き合って、相手の笑顔を思い浮かべながら、卒業メッセージを書いてみましょう。
次の項では、いろんなパターンで例文を挙げてみました。
卒業する先輩へのメッセージ一言例文
自分の卒業ではないけれど、部活動や委員活動などでお世話になった先輩が操業する場合、卒業メッセージではお世話になった具体例などを挙げてもいいでしょう。
ご卒業おめでとうございます!
○○の練習では、いつもお世話になってばかりでしたね。
でも、先輩の指導のおかげで、上達することができました。
本当にありがとうございました。
これから会えなくなると思うと、とても寂しいですが、
先輩のことは、ずっと忘れずに、練習もしっかり頑張ります。
〇年間、本当にありがとうございました。
○○より
先生への卒業メッセージ一言例文
担任の先生だけでなく、お世話になったことがある場合は、是非卒業メッセージを書きましょう。先生から教わって成長できた部分、あるいは、その先生の好きだった面白エピソードなどがあれば、書き添えましょう。
〇年間本当にお世話になりました。
○○先生が担任になったとき、とても嬉しかったです。
いつも朝の「おはよう」という元気な声を聞くだけで、
今日も頑張ろうという気持ちになったからです。
授業中も楽しい話をたくさん聞かせてくれたおかげで、
勉強も楽しくすることができました。
今まで本当にありがとうございました。
〇年〇組 ○○○○
友達への卒業メッセージ一言例文
友達に卒業メッセージを送る場合、やはり、その子との一番の思い出となるエピソードは書きましょう。感謝とこれからも仲良くねという気持ちがしっかり伝わるような内容にしましょう。
とうとう卒業の日を迎えてしまったね。
初めて同じクラスになって、隣の席になったときのこと、今でも覚えています。
あのことがきっかけで、仲良くなることができて、本当に良かったと思っています。
ずっと仲良くしてくれて、本当にありがとう!
春からはそれぞれ違う学校になってしまうけど、これからも、仲良くしてね!
○○より
親へのメッセージ一言例文
幼稚園の卒園からあっという間の6年間、ずっと見守っていてくれた両親に感謝を込めて、卒業メッセージとして伝えましょう。
6年間ずっと見守ってくれて、本当にありがとうございます。
ランドセルが大きく感じた入学式からあっという間でした。
いろいろわがまま言ったり、困らせたりしたこともたくさんあったけど、二人のおかげで、とっても楽しい6年間を過ごすことができました。
これからは、もっと成長できるよう頑張っていきたいので、まだまだ見守り続けてください。
○○より
先生からの卒業メッセージ一言例文
先生から生徒への卒業メッセージは、長所を褒めて、いつでも応援しているという気持ちを届けてあげると伝わりやすいですね。
卒業おめでとうございます。
○○さんは、いつもクラスみんなのことを笑わせてくれるムードメーカーで、先生はとっても頼りにしていました。
新しい学校生活は慣れないこともたくさんあるかもしれませんが、その明るさを忘れずに、前向きに頑張ってください。
先生はいつも○○さんを応援しています。
○○先生より
親から子への卒業メッセージ一言例文
親から子供への卒業メッセージは、何だか今更気恥ずかしいという思いが出てしまうかもしれませんね。でも、毎日見ているので、成長度合いもわかるので、その部分をしっかりメッセージとして残してあげましょう。
今回の文例では小学校卒業に際してのメッセージを挙げてみました。
小学校卒業おめでとう。
入学した時は、毎日泣いていることが多かったけど、すぐにお友達もできて、今では毎日のようににぎやかに過ごしているあなたを見ると、本当にたくましくなったなと思います。
お父さんとお母さんにとって、あなたの笑顔が何よりも宝物です。そして、あなたの笑顔で、これからもたくさんの人を幸せにしていってね。
中学生になっても、○○君らしさを忘れずに、頑張ってください。私たちはあなたの応援団です。
親からのメッセージは、子供の年代に関係なく、いつも一番近くにいる人ならではの「成長を嬉しく思う」というスタンスで書くことをおススメします。
メッセージなんて恥ずかしいな…なんて思わないで、心からの想いを込めて伝えることは、とても大切なことです。
卒業という区切りに、なかなか会えなくなってしまう場合は、思いを託すことができるチャンスを生かして、自由に卒業メッセージを書いてみましょう。
おわりに
卒業式は悲しいものではなく、やはり、次のステップへの一つの儀式のように感じます。
卒業式に先生や友達からもらったメッセージは、今でも大切にとってあります。ごくたまにではあるものの、何かの拍子で見返したりすると、過去からのメッセージが、その時の自分に響いてくることもあります。
かっこいいことを言ってやろうとか、感動させようなんて気負うことなく、ありのままの気持ちを込めて書いてくれている言葉だから、年月が経っても、素直に受け取れるのかもしれませんね。
だからこそ、難しく考えずに、感謝の気持ちを伝えることが大切なのではないでしょうか。