卒業式シーズンが近づいてくると、式典関連の準備が忙しくなってきますよね。
カワイイ教え子たちが、無事にこの日を迎えてくれるということは、先生たちにとっても感慨深いものではないでしょうか。
そんな想いをたくさん込めた、生徒への卒業メッセージ、書いてみたいと思いませんか?
今回は、先生から生徒へ送る卒業メッセージについてまとめてみます。
先生から卒業メッセージをもらえるだけで、感動する生徒がほとんどです。
年代別に文例も集めてみました。
先生から生徒への卒業メッセージについて
卒業式のメッセージというと、生徒がお世話になった先生へ、ありがとうという思いを込めて、寄せ書きのように残してくれるものというイメージがありますよね。
では、先生から生徒への卒業メッセージというと、どのようなスタンスがよいでしょうか?
どんな学齢であっても、卒業を迎えた生徒は、新しい環境へと進んでいくことになります。
友人たちと離れてしまうこともあるでしょう、未知なる環境を選んでいる子もいるでしょう。生徒たちを見守った期間も、様々かもしれません。
でも、これまで、生徒たちの長所も短所も見てきた先生だからこそ、どんな未来が待っていても、「先生はいつまでも応援している」というスタンスで送るのが伝わりやすいようです。
それぞれ巣立っていく新しい環境は、成長に必要な問題や困難なことも必ず待ち受けている。だからこそ、そんな壁も乗り越えていける力があると信じている、という励ましや応援の気持ちを伝えれば、『離れていても1人じゃない』という勇気を与え続けていけるはずです。
先生から生徒に贈る卒業メッセージ文例
小学生の生徒へ贈る先生からの卒業メッセージ文例
ご卒業おめでとうございます。
○○君は、学級委員として、みんなのまとめ役を進んでやってくれていましたね。先生は、○○君のことを、本当に頼もしく思っていました。
明るい笑顔は、○○君の財産です。これから中学生になって、これまでより世界がぐんと広がりますが、その笑顔があれば、乗り越えていけることもたくさんあるでしょう。ずっと応援していますよ。
○○先生より
中学生の生徒へ贈る先生からの卒業メッセージ文例
あっという間の3年間でしたね。今日で義務教育が終わります。
これからは、自分で選んだ道をしっかり歩んでいくことでしょう。
4月からの高校生活、きっと人生で最も多感な時期になってくるとは思いますが、自分軸をしっかり持ち続け、夢や目標を見つけください。
あなたたちの成長をこれからも楽しみしています。
高校生の生徒へ贈る先生からの卒業メッセージ文例
受験という大きな壁を乗り越えた人、就職活動で一足先に社会人になる人、この卒業で、進路はそれぞれ違うけれど、また新たな一歩を踏み出したという点では皆さん同じです。
これからの人生、悔いのないように生きるのは難しいことかもしれません。それでもチャレンジし続ける気持ちさえあれば、決して後悔することはないでしょう。努力が無駄になることだってあるでしょう、それでも、幸せだったと思えるまで頑張れたら、結果は後からでも必ずついてきます。
立ち止まることなく、前に進んでいく勇気を持ち続けてください。
あなたたちなら、必ずできると信じています。
大学生の生徒へ贈る先生からの卒業メッセージ文例
学生生活を無事に終え、これからは社会人として羽ばたいていくことでしょう。環境は変わってしまいますが、学ぶという姿勢は同じではないでしょうか。日々の仕事の中で、辛さや喜び、苦労や達成感の中、自分なりにその状況の中から、何かを学ぶことができれば、それが成長へとつながります。
そして、自分自身の喜びが、人に幸せを与えていくような選択ができる、大人になってください。
先生が、子供たちに伝えたいことを、ストレートな言葉で投げ込むことで、心に残ることでしょう。
卒業メッセージで伝えたい名言集
個別のメッセージではなく、クラス全体への卒業メッセージなどでは、名言や四字熟語も使用してみるのも伝わりやすいでしょう。
未来に向かって進む道で困難にであっても、頑張れるような励みになるようなものをチョイスすることをおススメします。
名言 編
- 人生とは、きょう一日のことである(デール・カーネギー)
- 石の上にも三年という、しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはいけない(松下幸之助)
- 夢を見るから人生は輝く(モーツァルト)
- 生きる上で最も偉大な栄光は、決して転ばないことではない、転ぶたびに起き上がり続けることにある。(ネルソン・マンデラ)
四字熟語 編
- 報恩謝徳(感謝の気持ちは常に持て!)
- 人生行路(人生は1度きりの旅である)
- 不撓不屈(どんな困難でもくじけるな!)
- 一労永逸(最初に苦労することは財産だ!)
感動的な卒業メッセージにするために
生徒一人一人に、その子に合ったエピソードを一言でもよいので、書いてあげると、『先生は自分のこと見ていてくれたのだな…』と感動されるでしょう。
また、黒板を使って、クラスのみんなに対するメッセージを残すなども、クラスの一体感が強まり、卒業して久しぶりに会ったとしても、共通エピソードとして、ずっと心に残るものです。
おわりに
先生から生徒へ贈る卒業メッセージ、感動のメッセージ文例についてお伝えしてきました。
人生の中で、年を重ねていけばいくほど、卒業という場面に出くわすことは多くなります。
お世話になった先生に、生徒の立場でお礼とこれからの決意を示したメッセージなどは、書きやすいですよね。誰もが必ず生徒にはなれますから。
でも、先生という職業を選択しなければ、たくさんの生徒への卒業メッセージなんて書けませんよね。
ここはひとつ、難しく考えずに、文例を参考にしつつ、自分の想いを言葉にして、生徒へのメッセージを送りましょう。
先生からの熱い言葉は、たとえ、その時には気が付かなくても、大人になるにつれ、思い出しながら、ずっと心に残っていくものになるのではないでしょうか。
教え子が、壁にぶつかりながらも、乗り越えた時に成長する場面を、実際には見ることができなくとも、信じてあげることは、どこにいても、ずっとできますから。