育児をしていると、赤ちゃんの発達が気になりますよね。いろんな悩みや疑問があると思いますが、今回は赤ちゃんの聴力についてまとめてみました。
赤ちゃんの聴力の発達はいつからか?また、聴力の検査の方法は?など調べました。覚えておけば、安心できると思いますのでお役に立てればうれしいです。
赤ちゃんの聴力は早い段階から発達している?
出典:www.pregmed.org
赤ちゃんの聴力は、お母さんのお腹にいる頃から発達を始めています。妊娠20週頃には、お腹の中で様々な音に反応しています。お母さんの心音や声なども振動として聞き取っているのです。
生まれてすぐに、お母さんの声に反応するのも当然ですね。お腹にいる頃から、しっかりと記憶しているのでしょう。
新生児の時期は、声をかけても反応がなく、聞こえていないのか?と不安になる事もあると思います。ですが、大きな音に反応して体をビクッとさせたりすれば聞こえています。
生後3か月頃になれば、話し声などを認識するようになってきます。新生児は、音は聞こえていてもまだまだ聴力が弱いので、しばらく様子を見ると良いでしょう。
赤ちゃんの聴力の発達の様子
出典:www.huffingtonpost.ca
・生後3か月から6ヵ月頃は、音のする方へ顔を向けたり、声を自分で出したりします。「あー」「うー」など、可愛らしいですよね。5ヵ月頃には、音の聞き分けもできる様になります。
お父さんやお母さん、身近な人の声の違いを聞き分けられるのもこの頃からです。この時期を過ぎると、音の鳴るおもちゃなどが好きになってきます。音に対しての興味がどんどん増してくる時期です。
・生後6ヵ月頃から10ヵ月頃の聴力は、言葉を話す準備期間とも言えます。この頃になると、音の意味に気が付いてきます。名前を呼ぶと反応し始めるのもこの時期です。
・生後10か月以降は、音の意味が理解できるようになります。話している人の口元を見て、自分も真似してみたくなってきます。同じように話そうとしたり、聞いた音と同じような音を出そうとします。
誰かに話しかける様に、喃語(なんご)を話し始めます。また、1歳くらいになると、リズムや音楽に合わせて体を揺らしたりできる様になってきます。この様に、段階を経て、聴力は発達しているのです。
赤ちゃんの聴力検査方法は?
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「自動ABR(自動聴性脳幹反応)」は、赤ちゃんに音を聞かせて脳からの電気反応を調べる検査で、「OAE(耳音響放射)」は、耳から音を聞かせて内耳からの反射音を調べる事で検査ができる方法です。
どちらの検査になるかは、産院や病院ごとに違ってきますが、どちらの検査も赤ちゃんにかかる負担は非常に小さいので安心した検査を受ける事ができます。
赤ちゃんが生まれてから入院している間に行われることが多く、何故なら、難聴は早期発見が大事だからです。難聴になったとしても、早い段階でケアができれば、言語習得も可能です。
おわりに
スクリーニング検査は、保険適応外なので費用の自己負担が発生しますが、早い段階で受けておきたい検査です。費用はまちまちですが、概ね2,500円から5,000円程度が多いようです。
お住いの自治体によっては、補助費が出たり、全額負担してくれる所もあるようです。事前に確認しておくと良いでしょう。
費用の負担がありますが、大事な赤ちゃんの為、ぜひ受けておきたいものです。