今年もあとわずか。いろいろと忙しくなってくる年末ですが、新しい年のことを考えるとうきうきしてきます。でも、その前にやっておかなければいけないことがありますよね。
どの家庭でも大変だと思いますが、さっさと終わらせたい「年末大掃除」。毎年毎年苦労している人は、念入りな計画が必要です。まずは、年末大掃除のスケジュールを作ってみてはいかがですか。
各部屋のやることや片付ける箇所の「チェックリスト」を作成しておくと、年末大掃除も楽しく出来そうですね。そこで、年末大掃除のスケジュール作りのコツ等をまとめていきたいと思います。
年末大掃除のスケジュールについて
毎年の事とは言っても、年末大掃除は大変です。特に働いているお母さんは、大忙しです。少しでもスムーズに大掃除が出来るコツとして、スケジュールを立てておくことが重要になってきます。
年末大掃除スケジュールの決め方
まずは、掃除用具を揃えることと、いつするのかを決めます。家族全員の休日や空いている時間を確認して出来るところを分担して手伝ってもらいましょう。
でも、ただ掃除をするだけでは綺麗になりません。不要なものや一年間着ていない服などは思い切って捨てることも大切です。
要るもの要らないものを分別していくとゴミが多く出ます。年末のゴミの日はいつもと曜日が変わったりするので、最終のゴミの日がいつか等を確認して、それに沿って大掃除のスケジュールを決めると良いでしょう。
年末大掃除のスケジュール表の作り方
スケジュールはカレンダー式に作っていくのがコツです。一気にやろうとすると無理が出てやる気が薄れてしまうので、何日かに分け、その日にすることをまず書き出してみましょう。
年末大掃除をする意味は、一年の煤を払い厄を落として新年に神様をお迎えできるようにすることです。神様は天井にいらっしゃるので、まずは一番上の部分から綺麗にしていきます。
最初にすることとして
- 要るもの要らないものを分別する
- 高いところから掃除する(2階があれば2階から)
- 家の奥から掃除する(2階のクローゼット等)
この3つから始めて、掃除する場所の順番を決めましょう。
次に、誰がどこを掃除するか、分担を決めていき書き足していきましょう。
スケジュール表のコツは、1日目、2日目と作っていき、終わったところはチェックリストにして、チェックを入れて消していけるようにすると、達成感を感じてモチベーションを下げずにお掃除できると思いますよ。
年末大掃除のスケジュール例
「2階建て戸建のガレージ付の4人家族」が、大掃除のスケジュールを作った場合を考えてみます。まずはチェックリストを作成していきましょう。
こんな感じに、チェックリストにする内容をザッと挙げていきます。
- 天井
- 壁
- カーテンレール
- 照明
- 窓
- 網戸
- サッシ
- クローゼット
- 家具と家具周り
- ベッド
- 床
▼2階手前部屋:
- 天井
- 壁
- カーテンレール
- 照明
- 窓
- 網戸
- サッシ
- クローゼット
- 家具と家具周り
- ベッド
- 床
▼廊下:
- 階段
- 階段手すり
- 踊り場
- 廊下窓
▼1階和室:
- 天井
- 壁
- カーテンレール
- 照明
- 窓
- 網戸
- サッシ
- 押入れ
- 家具と家具周り
- 床
▼1階リビング:
- 天井
- 窓サッシ
- カーテンレール
- 照明
- 家具
- 家電等
- 床
▼ダイニングキッチン:
- 天井
- 照明
- 壁
- 窓サッシ
- 換気扇
- 冷蔵庫
- 流し台上棚
- 流し台
- 流し台下収納
- ガスレンジ
- レンジ周り
- 家電等
- 食器棚等
- 床収納
- 床
▼風呂場洗面所:
- 天井
- 壁
- 窓
- 風呂蓋等
- 排水溝
- 床
- 照明
- 洗面台
- 棚
- 洗濯機
- 洗濯機周り
- 排水管
▼トイレ:
- 天井
- 照明
- 壁
- 窓
- 便器
- 便器周り
- 備品等
▼玄関:
- 天井
- 壁
- 扉
- 下駄箱
- 鏡
- 床
- 笠立等
▼外回り:
- 外壁
- 家の周り、門
- ガレージ
そしてこれを、こんな感じで手書きやエクセルなどを使ってチェックリストにしていきましょう。
チェックリストが出来たら、家族が担当する場所を決めていきましょう。(高い所や力仕事はお父さん担当など。)
次に、スケジュール表を作成します。
※青色に塗った日は、大掃除をしてはいけない日です(後述します!)
カレンダーを作って、その日にすることを記入していきます。忘れないし、分かり易いですよね!ただし、これは手書きで記入していくのがコツですね。そのほうが沢山書き込めますので!
当日は、終わったところから担当した人がチェックを入れていきます。全部チェックが入ったら終了!
年末大掃除の洗濯のコツ
年末大掃除とともに、洗濯物がでてきます。大概は大きなもので、ソファカバーやカーテンなど。長年使っていて古いものなら、思い切って新調できたら気持ちがいいですね。
そうでない場合は、年末大掃除をする朝一番に洗うものを集めて洗濯機を回しておきましょう。カーテン類は洗ったあと、そのまま取り付けても大丈夫です。
掃除の間は窓を開けているでしょうから、掛けているだけですぐに乾いてしまいます。また、しわもいきません。
コインランドリーも、大物洗いには役立ちます。洗うことが出来る敷物なども、乾燥までしてくれるので結構助かります。
年末大掃除をしてはいけない日とは?
年末大掃除を始める日は、12月13日が良いとされています。この日は「正月事始め」として、正月の準備を始める日です。また、「鬼宿日」にあたり、婚礼以外は大吉とされる日になります。
少し早い感じに思われますが、縁起の良い12月13日から大掃除を始めると、日にち的にもスケジュールに余裕があるので良いのではないでしょうか。
反対に、大掃除をしない方がよい日があります。「9」が「苦」に繋がるとして、12月29日は避けた方がよい日になります。また、御鏡や飾り物を飾る日も、この日は避けます。
12月31日も慌ただしくなるので、大掃除をしてはいけない日とされています。年が明けた1月1日も何もしてはいけないと言われています。お正月に掃除をしてしまうと、せっかく新しくお迎えした神様を追い出してしまうことになります。
余談ですが、新年に神様をお迎えして、お座りになるところが「鏡餅」の上です。御鏡は丸く平たく座りやすいように作ると、神様が喜ばれますよ。
おわりに
正直、大掃除は気が重いです。でも、家族がすすんで手伝ってくれたり、自分の部屋やいつも使う場所を綺麗にしてくれたりすると私も頑張ろうと思わせてくれます。
男性は性格的に、「ちょっと手伝ってよ。」と言うだけでは動きません。具体的に「○○を、これを使って掃除をお願いしてもいい?」と、掃除道具を手渡してお願いしましょう。
私の場合、「ここをこうしてほしい」「この場所は男の人の力じゃないと落ちないの」とお願いして楽(らく)しています。年末は何かと忙しいですが、綺麗にお掃除して良い年をお迎えくださいね。